赤木さんの「かんこのミニミニ子どもの本案内」で紹介されていたので、読んでみました。
思いっきり子ども心をくすぐる本でした。
私が子どもだったら、夏休みの感想文はこの本で書きたいです。
最初の宿題の話から、息子とクスクスと笑ってしまいました。
知っている漢字でもいいから、百字書いていくという宿題。
子どもたちが言うように、あまり勉強になるとは思えません。
物事の本質をついてくることはよくあると思います。
ポン先生が、子どもたちの意見を聞いて宿題を改善するところは、なかなかだなあと思いました。
このお話、おもしろさもありながら、さりげなく、作文の書き方も勉強できてしまう気がしました。
先生が、何度となく「おまえたちがかわいい」という言葉がいいなあと思いました。
先生が愛してくれるから勉強もする気になる、そういうことって、大きいと思うのです。
書きたいことは、たくさんあるのですが、ぜひぜひお子さんに読んであげてほしいと思います。
かけ算が出てくるので、小学二年生ぐらいからがいいかもしれません。
文章が細かいので、字が読めるようになったお子さんでも、読んであげたい本です。
私も復刊を希望します。