宮沢賢治の作品は、声に出して読むと黙読した時以上に情景が見えてきてとても素晴らしいデス!!
そのことはこの作品に出会う前、地域の読み聞かせボランティアの仲間で、1年くらい前から“宮沢賢治”の作品をみんなで声に出して読む。という試みを始めて、すごく実感していることでした。
それで、この《声に出して読みたい日本語》シリーズの第1作目で、まず“宮沢賢治”の作品を斎藤先生が選ばれたことに、さすがだなぁ〜と思いました。
公立の小学生は小学校6年生になると“宮澤賢治”の作品を音読させる授業があります(うちの子の学校はそうです)。
うちの子どもたちは『雨ニモマケズ』や『やまなし』をやってました。
なので、宮澤賢治の作品は小学校高学年くらいになると、よく耳にするので、読み手の子どもたちがとっつき易いだろうなと思いました。
ただ、ここしばらく宮澤作品を声に出して読んでいるものとして、ちょっとだけ不満なのは、
この本で紹介されているのは、各作品の中の一部分だけだったことです。
もちろんこういう形で紹介するのに、1つの作品すべてをのせるのは難しいだろうということはよくわかりますが、
面白く耳触りのいい作品ばかり登場するだけに、
ページをめくって、「あれっ!?」ここまでで終わり?みたいな、喪失感が残ってしまいました。
特に「銀河鉄道の夜」と「どんぐりと山猫」は、本当に前編面白いので、
まだ、声に出して読んだことのない方はぜひ!この機会にお子さんたちに声に出して宮澤作品を読んであげてみてください!!
うちの子たちはメッチャ聞き入ってくれましたよ。