療養中の詩人が日記帳に書きためた
言葉(詩)の集まり…
作者が何歳だろうが関係ない
作品に向き合えばいいのだとは思う
でも 100歳となれば別だ
それが幼児期からだれもが口ずさむ
童謡の作者だったら なおさらだ…
アンチエイジングが話題になる現代…
見かけは相応の歳格好でも
療養中の身であっても
世の中の動きに関心を持ち
心を震わせることのできる若々しさを
やっぱり見習いたいと思ってしまう
ぼくも まだまだ 前にすすまなければ
大休みのなかから うまれてきて
小休みに 中休みをまぜてやりつづけ
さいごにまた 大休みにかえっていく
という かれんないきかたを
かみさまが させてくださってるのだ
これは収録されている「休みずき」の一節だ
104歳の天寿を全うし、
現役のまま作者は大休みに入った…
まど・みちお作品からは反骨とユーモアの
バランスを強く感じるのだが、それはまた別な話…