「ミニ版 おばけのケーキ屋さん ひみつのねがいごと」 ふつうだと思う みんなの声

全ページためしよみで読みました。

「おばけのケーキ屋さん」のその後のお話かと思って読んだのですが、そうではないんですね。
１作目とセットで読んだ方が良さそうだなと思いました。このお話単品だといまいちかもしれません。

『おばけのケーキ屋さん』の続編なのかと思ったのですが、そうではなく過去のお話ということでした。
前作にはビックリさせられましたが、今回は悲しくならずに読めました。しみじみじんわりと心が温かくなるという感じです。
ふりがながふってあるので、子どもも読めるとは思うのですが、言い回しがちょっと難しい気がします。そもそも子ども向けに書かれた絵本なのかしら？

登場するキャラクターが可愛くて、色使いはメルヘンに相応しい優しい感じでした。
文章に、「です。ます。」調と「である。だ。」調が混在していたり、体言止めが何回も出てくる点が、少し気になりました。
おばけと女の子は、父親と娘かと思っていたのですが、今作は恋愛モード？
でも、前世の関係が判明する前なら、これもアリなのでしょう。

全ページ試し読みで読みました。

1作目を読まずに最初にこの巻を読んだときは、おばけと女の子の関係がまるで恋愛関係のよう（女の子が一方的に憧れているような）に読めましたが、1作目を読んで両者の関係がわかると、そういうことだったのかと納得しました。

でも内容がとても大人目線の関係性で、子供に読み聞かせて楽しませられるかというとそうではないように思います。