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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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テスの木」 みんなの声

テスの木 作:ジェス・M・ブロウヤー
絵:ピーター・レイノルズ
訳:なかがわ ちひろ
出版社:主婦の友社
税込価格:\1,518
発行日:2010年04月
ISBN:9784072693926
評価スコア 4.5
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みんなの声 総数 29
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  • 木への愛情

     テスは、いつも大好きな木の下で遊んでいました。
    今の日本の子どもの中に、自分の好きな木がある子がどのくらいいるだろう?こんな木が身近にある子は、幸せだろうなと思いました。

    でも、ある時その木が切り倒されてしまうことになってしまいました。
     テスは、悲しくて落ち込んでいました。
     テスは、木にお葬式をしてあげよう、と思いつきました。
    当日たくさんの人が、集まり木との思い出を語ったり、写真を見せてくれたりしました。テスを始め、多くの人がこの木に深い愛情を持っていたんだとそして、愛情って人だけでなく、物(木)にもわくんだということにも気付きます。
     お葬式の後は、テスは、もう泣きませんでした。
     お葬式の意味が、子供でも何となく理解できる本だと思いました。
     柔らかで、軽やかな挿絵が、温かい気持ちをより一層感じさせてくれます。

    投稿日:2011/04/12

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  • 植物の死と対峙する珍しい作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    主人公のテスは6歳の女の子。
    そのテスが大切にしていたのが、175歳のテスの木です。
    枝にブランコをつるし、木陰にテントを張ってキャンプし、落ち葉の布団にもぐったりと、テスはこの木が大好きという設定です。

    その木が、嵐の夜に枝がおれてしまいます。
    おかあさんは、中が腐っているから、倒れでもしたら大変と言って、テスの木を切ってしまうのです。

    みなさんの意見には無かったのですが、私は、何故腐っていると決めつけてテスの木を切ってしまうのか、違和感を覚えました。
    しっかりと季節毎に葉をつけている木なのに、強風で枝が折れたからと言って木が腐っていると判断するのは、あまりに早計と思えるのです。
    木が倒れる心配があるのなら、切らないで、補強する方法だってあるはず。
    テスの気持ち以前に、生きとし生けるものを思いやる気持ちという観点がそこに欠如している感じがしてなりませんでした。

    その後の展開は、実に素晴らしいものです。
    動物とか人の死を見つめる作品は多々ありますが、植物の死に対する行為を描いた作品は他には見たことがありません。
    テスが葬式を行うと考えたこと、また、それに賛同して集まってくれた大人の行為、それにまつわるエピソードの数々等、良く練られたストーリーで、後半は納得できるものだと思います。

    やはり残念なのは、木を切る行為に至る部分が、希薄だということ。
    腐っていたから、切るしかなかったという風に丁寧な描写があれば、最高の作品と言えると思いました。

    投稿日:2011/03/13

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  • テスの木がおしえてくれたこと

    約175歳だというテスの木が、倒れてしまいました。
    テスの木のお葬式をするという設定が心温まる素晴らしいお話です。
    いろいろな人が訪れます。
    今まで知らなかったこと、木に刻まれた印のこと、いろいろな人と出会いました。
    それは発見であり、テスにとって木の素晴らしさ、愛されていたことを知る機会でもありました。
    人のお葬式でも、今まで知らなかったことに驚きながら、故人の冥福を祈ります。
    人が集まってくれる、いろいろな思い出を語ってくれるということがとても大切なことなのだと思います。
    相手にしてくれなかったら寂しいですものね。

    それにしてもレイノルズさんの描く絵のなんともあどけなさとぬくもりのあること。
    ホッとする一冊です。

    投稿日:2011/03/04

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  • テスは6才・テスの木(175才) 大きな木 枝にブランコつるして遊んだり 落ち葉のフトン 絵を書く とても大好きな木でした。

     年老いて 腐って 切られてしまうのです(倒れてきたら危ないから)

    悲しくて泣いて 泣いて・・・・ この木の為にお葬式をしてあげるのです
    こんな発想は なかなか思いつかないのですが 人間との別れはお葬式をします
    テスは、みんなに 案内状を出すのです。
    優しい女の子ですね
    集まってくれたみんなも 優しい!
    先生は 詩を読んでくれるのです、 ハートマーク の中に書いてあった名前のタイラーとマックスは、「昔私たちの木だったのよ」木のお葬式に訪れてくれるのは 感動ですね。

    みんなが 子の木を愛していたのがよく分かります
    テスもお母さんと一緒に「ありがとう」のことばで お礼を言ってお葬式が終わります( 感動ですね 木のお葬式をしたなんて)

    心の中に 思い出を 大切にしまって。 
    テスの木も 又 枝が出てきてくれたらいいのにね〜

    そんな願い この絵本を読んで思いました 

    投稿日:2011/01/23

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  • 175歳にもなるテスの木。
    子供の頃、ブランコが取り付けられる程の枝がある大きな木はあこがれでした。

    嵐で枝が折れ、危険だという事でこの木は切られてしまいますが、テス
    はこの木のお葬式をしようといろいろな人を招待します。

    たくさんの人が訪れ、思いもかけない出会いもあります。
    素直なテスの思いに対する大人達のフォローが素晴らしいです。

    絵もピッタリで素敵でした。

    投稿日:2011/01/10

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  • 木が残してくれたもの

     うちの子は木登りがすきなので、大きなテスの木がうらやましいな、と言っています。自宅の庭に大きな木があったら、気持ちいいでしょうね。そんな木にも寿命があります。
     テスの木のおそうしきに、たくさんの人が集まってくれたことに感動しました。

     木は切り倒されてしまったけれど、いろいろなことをテスにのこしてくれたんだなと、しみじみしました。
     テスが植えた「木の子ども」たちが大きくなるころ、どんな世の中になっているのかなと思いました。

    投稿日:2010/12/26

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  • 暖かいお話ですね。

    • ももうさ♪さん
    • 20代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子2歳、女の子0歳

    上の娘が生まれたすぐ後、下の娘が生まれる前に、
    彼女たちのおじいちゃんは亡くなりました。

    きっと、よそのお子さんよりも我が家の娘たちは、
    「死」について、
    親に聞いたり自分で考えたりし始める時期が早いんじゃないかと思い、
    何となく「死」についての絵本を素通り出来ない私です。


    今は目の前にいなくても、
    みんなの心の中にいつまでもいるんだよ、ということを、
    娘たちに伝えていきたいなぁと思わせられる絵本でした。

    人間じゃなくても、動物じゃなくても、
    植物だって大事な大事な存在になり得るという考え方、
    とても優しく暖かく、素敵だと思います。

    投稿日:2010/12/11

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  • 別れのしかた

    • わにぼうさん
    • 30代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子7歳、男の子3歳

    全ページ立ち読みで、ついさっき読みました。

    いつもいつも一緒だった年寄りの木とテス。

    木陰で休んだり、ブランコで遊んだり、落ち葉に埋まったり。

    ずっとずっとに一緒だと思ってたのに、ある嵐の夜に
    太い枝が折れ、このままだと危険だと切り倒されてしまいます。

    テスがその「木」のお葬式をして、別れをするのですが
    みんなが「木」と過ごした思い出を話してくれます。

    現実世界でも、「死」に直面しなかった人はいないと思います。
    身近な人、疎遠だった人という違いはあるだろうけれど、
    必ず1回はそれに出会ってます。
    親しければ親しいほど、別れはとてもつらいです。

    でも、悲しければ気が済むまで泣くほうがいいし、
    その別れを「忘れる」のではなくて
    みんなでその「思い出」を共有して、「悲しい気持ち」を
    どういう風にするのか。

    小さな子供にというより、誰かと死別した大人にも
    いいと思います。

    投稿日:2010/11/19

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  • 避けられないこと

    大切な存在を突然になくしたときの気持ちがシンプルに伝わってきました。
    そしてそれを乗り越えていく過程も。
    生きている限り避けられないこととは言え
    息子にとっての「重いその時」はできるだけ遅く訪れてほしいと思いました。

    投稿日:2010/07/03

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