「あたしもびょうきになりたいな！」 大人が読んだ みんなの声

とはよく言ったもので、子供にもそれが理解できるように描かれた絵本ではないでしょうか。兄弟がいらっしゃる方でしたら、誰でも一度二度こんな経験ありますよね。大人の方が読んでも面白いあるある本だなと思いました。

兄弟っていつでも
相手がもっているものを欲しがったり
いいなーって羨ましがるもんですよね。
この主人公もそうです。
でも、親が優しいとか学校に行かなくていいから、
って、病気になりたいな、って言うから驚きます。
本当に病気になったらつらいのに・・・
でもお兄ちゃんは、優しい一言をかけてくれます。
やっぱり、けんかするけど
兄弟はどこかでつながっているんだと思いました。

幼稚園くらいのお子さんに読んであげている方が多いですね。
主人公のエリザベスは学校に通っているようですが、まだ中学年くらいで、小さな子どもの「本音」がストーレートに描かれているところに、子どもたちの共感を呼びそうです。
みんなに構われるのって、なんだか素敵だし、
熱が出て苦しい時は、自由に動ける人を見ると誰だってうらやましくなりますもんね。

絵もはっきりしていて見やすいし、ストーリーも長すぎずまとまっていて、字も読みやすいし、幼稚園くらいから小学校中学年くらいまでの読み語りにもお薦めできます。
時間的にちょうどいいので、私は今度低学年のお教室で読んでみようかと思います。

題名の意味に興味を持ったのでこの絵本を選びました。健康な事への有り難味が湧く絵本でした。自分がしたいと思う事を出来る喜びは他の事には代えがたい大切な事なのだと感じられる絵本でした。主人公の女の子の気持ちがひしひしと伝わってくる絵本でした。寝る前にベットで飲む温かいミルクとクッキーをわざわざ両親の為に用意して運んであげる主人公達が優しくて心が温まりました。