たなばたのお話しは織り姫と彦星が一年に一度、7月7日にだけ会えるというところしか知りませんでした。こんなに感動的なお話しだったなんて。
アジアンチックでなんとも趣のある絵と、美しい色彩の画風が魅力的です。水彩の柔らかなタッチがこのお話しにぴったりです。おりひめがおうぼさまに天に連れられて行き、悲しみに耐えかねたうしかいと子供達が追いかけて行くシーンに胸が熱くなりました。夫よ、私が誰かに連れ去られた時も頼むよ!おりひめの着物を隠してしまうなんて無理矢理な手段でお嫁さんにしてしまったけど、おりひめの事をとっても愛してしまったんですね。年に一度しか会えないなんて寂しいけれど、それでも待ち続ける二人、そして子供達は純愛という感じでとってもロマンチックです。