はとてもせつなくもあり、ほほえましくもあり、『ビロードのうさぎ』の目線で物語が進んでいきます。おもちゃのうさぎが本当の子どものお友達になれたのに・・・悲しくせつない別れがきてしまいますが、最後に不思議なことが起こって悲しすぎるラストじゃなくて本当によかった。。。
大量消費型の社会で生活する現代人にとって、モノを大切にする気持ちが薄まりつつある昨今、ドキッとさせられる思いがする絵本ではないでしょうか。
娘には、おもちゃや本を大切にする子に育ってほしいなという思いを込めてこの絵本をプレゼントしました。
小さな子供に読み聞かせるのもいいかもしれませんが、大人が読んでも温かな気持ちにさせられる絵本です。