子どもと一緒に愛と平和を考える絵本だそうです。
山を隔てて顔を合わせたことのない、青い怪獣と赤い怪獣のお話です。
とてもシンプルですが、いがみ合いの発端と、理解し合う糸口を明確に表しているように思えました。
全く違う環境で、お互いを理解し合う事がなかったら、些細な気持ちの食い違いが、次第に膨張していくのでしょう。
お互いを隔てる垣根を取り払ったら、理解もし合えるし、愛し合うこともできるのでしょう。
青い怪獣と赤い怪獣は石を投げ合うことで、お互いを隔てた山を崩していきました。
これを戦争だと思ったり、感情の激化だと思ったりしたら、この絵本のような結末は生まれないので、そこは寛容さも必要かも知れません。