九州の特攻隊と小学生の話です。
戦争が報道されている今だからこそ子供たちに読んで聞かせてあげたい一冊です。
言葉に表されていない内容の重さに子供たちより私のほうが声が詰まってしまいました。
すみれで相撲をするシーンでは「戦争中なのにそんなにのんびりしているのは何で?」と子供に聞かれましたが、私は余りにも辛くてすぐには答えることが出来ませんでした。
静寂の中プロペラの音が聞こえてきそうな戦闘機。すみれを持つ特攻隊員の表情。
子供がこんなふうに戦争に行って闘う事になったら…。大人の皆さんにも読んで欲しい本です。