やまあらしぼうやはクリスマスの劇に出たいのですが、
仲間達にその風貌から反対され、役からはずされ、へこみます。
仕方なく裏方に回ったやまあらしぼうやは、
それでも一生懸命取り組みます。
そんなやまあらしぼうやを、おかあさんはいつも、
「ぼうやは おかあさんの こころのひかり」と言って、
抱きしめてくれます。
いじめ問題が深刻な昨今、無条件に我が子を見守ってくれる
母の姿がいとおしいです。
仲間の動物達もさほど悪気があってのことではないでしょうが、
やまあらしぼうやは深く傷ついています。
そんな姿も読み取ってくれるといいですね。
劇の演目も『かいばおけのあかちゃん』。
とても崇高な命の誕生のお話です。
この二つのお話がそっと寄り添い、素敵なクリスマスを演出していますね。