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なぞの怪人あらわる!?
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投稿日:2006/07/21 |
とにかくすごく面白かった!
こういう面白さは、はじめてで、すごく斬新な感じがしました。
ある日、ぼくがお手洗いのドアを開けたら、いきなり現れた怪人ハテナ。それ以来、そいつは、ぼくがお手洗いに行きたくなると現れて、ぼくに難しいなぞなぞ問題を出すんだ。そして答えられないとトイレには入れてくれないのだ。そんなことしている間に、ぼくは、いつも間に合わなくって、おしっこをもらしちゃう。そこにママがタイミング悪くいつも帰ってきて、ぼくは、おこられちゃうんだ。
この怪人ハテナは、見たこともないような異様な風貌をしていて、すごく自分勝手でわがままなのです。そんな奇妙奇天烈な怪人ハテナからの問題は、全部で五問。子供と一緒に考えましょう。でも、結構難しいので、くれぐれもお手洗いに行かせてから読み始めて下さい。
話もさることながら、スズキコージさんの絵は、迫力があって、面白くって、色彩が溢れていて不思議で謎めいています。お話にぴったりで、絵だけで最高に楽しいです。
また怪人ハテナが、どこかに現れないかな、と期待してしまいます。でも、我が家に来てもらうと、廊下びしょびしょになって、掃除が大変なので結構ですが・・・。
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子供向けのようで、結構深いお話です。
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投稿日:2006/07/14 |
はじめは、疲れた者を癒してくれる木のお話だと思って読んでいたのですが、後半になって、一気に人生訓のような展開になり、すごく深いお話に様変わりしてきます。
子供が、読んでも、この深い部分は、なかなかまだわからなかったようですが、大人には、しみじみと人生を考えてしまうところがあります。
早く大人になりたいとあせることはない。大きな木になりたければ、まずしっかりと根っこをはることだ。根っこさえしっかりしていれば、枝を広げて、花も実もたくさんつけることができるのだ。つまり、人生の花を咲かせたければ、目には見えないところで、努力して、人間としての力を充分付ける事が大事なのだ。そうすれば、ちょっとやそっとの困難が起こっても決して倒れることがないのだ。
根をはるべき時期である中高生、大学生にも、是非、読んで欲しい絵本だと思いました。
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読み手と数遊びできる楽しい昔話
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投稿日:2006/07/14 |
甘い物好きのおじいさんと、おばあさんが最後の一つのおもちをだんまり比べで勝った方が食べるという昔話です。
このお話のよくできたところは、二人がおもちを食べていく時に、
「おもちは、おといくつになった?」
と、子供に簡単な数の質問をする場面が出てくるところです。簡単なので、子供は楽しそうに、得意顔で答えます。
残り一つのおもちを狙うのは、おじいさんと、おばあさんだけではなく、途中でネズミや泥棒も登場します。
誰が、おもちを食べるのか、ハラハラしながら子供は集中して最後まで聞いています。
こういう楽しい昔話は、大事に語り継ぎたいものです。
読み聞かせの会にも、お奨めの絵本です。
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羨ましい姉妹愛
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投稿日:2006/07/14 |
春の香りいっぱいの花に囲まれた野原で、かわいらしい姉妹の小さな小さな姉妹喧嘩を。優しい目線で描いています。
面倒見のよい優しいお姉さんに、ちょっと大きくなってきて、初めて反抗心を起こした妹のいたずら心をよく捉えています。
私にも、姉はおりますが、こんなに世話好きでもありませんし、怖かったので、反抗なんてとんでもないという感じだったので、本当にこんなに優しいおねえさんが半信半疑になってしまう自分が悲しかったです。家とは、全く違う理想の姉妹像でした。
読んでいて、こんなに優しいお姉さんはいないのだから、泣かせちゃだめだよ、と妹に対して、しかりたい気持ちでいっぱいになってしまいました。
でも、本当に仲のよい姉妹で、姉弟喧嘩ばかりしている我が家の子供達に、「どうだ、こんな風に慈しみあった心優しい姉妹も世の中にはいるのだぞ」という気持ちで、あてつけのように、読み聞かせてみました。
その晩は、喧嘩をしないで静かに寝てくれました。が、次の朝は、すでにいつもと同じ朝でした。
兄弟喧嘩でお悩みのお母さん、試しに読み聞かせしてみてください。
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不可思議な登場人物が面白い
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投稿日:2006/07/14 |
何のまとまりも考え付かない個性的な登場人物。
おでんさむらいと、かぶへいの妙な名コンビが、大真面目に勧善懲悪の時代劇を真剣に演じているところが面白い。
「こぶまきのまき」ということは、他にもシリーズがあるのでしょうか。
次は、是非、悪代官や、きれいなお姫様なども、登場させて欲しいところです。
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視点の違いで新しい発見
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投稿日:2006/07/14 |
キリンとアリという、大きさの違う主人公を使って、いつもは目線の違う二人が、お互いにいつもと違う目線になったときに新しい新鮮な発見をするというお話。
個人的には、もう少しお話が発展した方が楽しかったと思いました。
もし、絵でもっと新しい世界の広がりや、小さい世界観が表現されていれば、もっと違った印象になると思うのですが、ちょっとそこまで絵で表現されていないのが残念です。
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ダイナミックな時代活劇風。
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投稿日:2006/07/13 |
とにかく絵に迫力があります。そして題名も、一度聞いたら忘れられないようなネーミングで、心惹かれるものがあります。
しかし、読み終わった後に、今のは一体なんだったのだろうか、と親子でボーっとしてしまいました。
多分、チャンバラ好きには、堪らないと思います。
そして、主役の二人が、なぜか突然美男美女風に変身したり、最後にまた子供風に戻ったりして、とても漫画チックなようであり、昔懐かしい時代活劇風でもあり、独特な感性で描かれた絵本です。
多分、はまる人は、きっとすごくはまってしまうのだろうと思います。
読んでいて、大人の私は、無声映画時代のチャンバラシーンに使われていた音楽が、頭の中にずっと流れていました。
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教科書だけでなく、絶対絵本版も読んで
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投稿日:2006/07/13 |
小学校の国語の教科書に載っているお話です。
最後は、キツネが死んでしまうので、とても悲しいお話なのですが、それでもすごく大好きなお話で、心に残ります。
教科書には、あまり絵が載っていないので、教科書で知っているお子さんにも、是非、この絵本版を読んで欲しいと思います。絵の持つ力も合って、いっそうひしひしと伝わってくる熱い感情に気が付くはずです。
褒められれば誰でもうれしくなるもの。きっと褒められたことなどなかったキツネが、初めて他者に必要とされて、今まで自分でも気が付いていなかった正義感や、勇気、他者を慈しむ気持ちが花開いて、大事なものを守って天国へ先に行ってしまったのではなうでしょうか。
じっくり、ゆったり親子で読んで欲しい絵本です。悲しいだけでなく、じーんと心が温かくなります。きっと、子供たちも、いつまでも心に残るお話になると思います。
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生命力のある力強い絵が印象的
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投稿日:2006/07/12 |
水を追って、読んでいる人がまるで旅をしているような気持ちになります。文章が、非常に淡々としているので、自然と、その美しく力強い絵に気持ちが集中しました。非常に明るい色彩をふんだんに使っていて、水の流れを中心とした自然界の生命力が瑞々しく感じとることがます。
生きるということと対照的に、水辺に何気なくある動物の死骸の骨に、いつか命あるものが死ぬのだという自然の法則を象徴的に描いているように感じました。
絵を堪能する絵本だと思いました。
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文句なく楽しめます!!
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投稿日:2006/07/10 |
「すてきなあまやどり」も、すごく大好きな作品なのですが、この作品も最高に素敵な絵本です!お話も、優しくて楽しくてかわいい絵も非の打ちどころがないのです。
今回は、ヤギさんの話すお話に、辻褄が合わないような気がして、ブタくんが話をよーく最後まで聞いていくと・・・。え?結局、アップルパイは、本当に買ったの?本当に盗まれたの?それとも、はじめから何も買っていなくて、すべてがヤギさんの作り話なの???アップルパイはどこいった?
と、読み終わった後に、親子で喧々諤々となりました。
本当のところは、どうなのか推理するのもこの絵本の楽しめる要素なのです。
そして、何度もページをめくり直して、泥棒の登場から、各ページの小さなエピソードを見て、再発見するという楽しみもあり、憎いくらいに楽しめる絵本です。
さて、みなさんは、どう推理しますか?
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