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怖そう、と思わず読んでみてください!
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投稿日:2009/02/17 |
怖そうな昔話?なんて敬遠しないでください。
この絵と文章でないと伝わらない、静かな美しい世界があります。
私も、子どもが怖がるかな?と思いつつ
たまにはこんな本も、と一応読み聞かせてみたら・・・
上の子がじーっと聞き入り「もう一回読んで」が2回、
我が家の本棚に収まることになった本です。
山姥の方言交じりの語り口は優しく、心地よく
土に水がしみ込むように心に届きます。
誰かを思って我慢したとき、花さき山に人知れず花が開く・・・。
誰かを思って我慢する、なんて
自分の子どもにはあまりさせたくない。
だって人生損しちゃいそうじゃない。
我儘って言ってみるもんだよね、絶対聞いてくれる人っているんだよ。
そんな話を聞いて苦笑いしたこともあります。
今の時代、大人だって自分を守ることで精一杯。
だけど。
まだ小さな子どもが、
誰かに強要されたわけでもなく
見返りを期待しての行動でもなく
自分の大切な人(この本ではお母さんですね)を悲しませないために踏ん張っていることがある。
私も気付かないところで、そんな健気さに助けてもらっているかもしれません。
そんな透明な優しい気持ちが集まれば、きっと世界は本当に美しくなる。
我が家の、ちょろちょろしてばかりいる上の子も
私のために我慢していることがあるのでしょう。
また昔話だからこそ、あまり現実味が強すぎず
すんなり世界に入って行けたようです。
個人的には、死んでしまう八郎の話などは、自己犠牲すぎてちょっと・・・と思ったりもしましたが(本を読んでいたら違うかも)、
子どもにも大人にもおすすめです。
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神秘・不安・官能・悲しみ・孤独
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投稿日:2009/02/13 |
表紙のかわいらしさに騙されてはいけません。
神秘・不安・官能・悲しみ・孤独・・・「黒」が印象的な絵が、心の奥底にある感情を揺さぶります。
柔らかいタッチの絵なのになんとなく怖い。
3篇の短いお話も、優しい言葉で綴られているけれど
抽象的でやはりちょっと怖い。
子どもを膝に乗せて読み聞かせるのではなく、
夜、子どもが寝た後自分一人で読みたい。
昔女の子だった大人の女性へ、ぜひ。
私はアンドリュー・ワイエスのヘルガ像が好きですが
酒井駒子さんの絵に、ふと通じるものを感じました。
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たとえ金魚が苦手でも「この絵本すごい!」
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投稿日:2009/02/13 |
実は私、五味太郎さんの金魚の絵が好きではなかったのです。
(もともと魚の目が苦手なので)
自分からこの本を手に取ることはありませんでした。
ところが、子どもが1歳のときプレゼントでいただき・・・
子どもの反応の良さにびっくり。
ただでさえその頃、何でもかんでも指差しがお仕事のような彼でしたから、
「ここ!」「ここ!」と意気揚々。
周りに描かれているものも、彼の知っているものが多く
読み聞かせている私も嬉しくなってしまい
すっかりお気に入りの本に昇格!
お祭りで金魚すくいがあったときも
怖がりの子どもが嬉しそうに持ち帰ったのも、ひとえにこの本のおかげでしょう。
親の目線だけでなく、なんでも読んで聞かせてみるものだなぁと学んだ本でした。
定番中の定番ではありますが、改めて・・・
好奇心いっぱいの0歳〜2歳位の子どもさんにお勧めです!
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読後のおやつはホットケーキに決定!
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投稿日:2009/02/13 |
こぐまちゃんシリーズは知っていましたが、
私は初め、表情のわかりにくいごぐまちゃんたちが苦手でした。
しかし、子どもの大好きなおやつはホットケーキ。
オレンジ色の表紙の鮮やかさにも魅かれてか、子どもが読んでと持ってきました。
ホットケーキのなんておいしそうなこと!
ちびくろサンボのホットケーキや
ぐりとぐらのカステラと同じぐらい、と言ったらいいかしら。
お手伝いがやりたい、でもうまくいかないお年頃もあいまって
(絵本のしろくまちゃんと同じように、卵を割りましたとも)
しろくまちゃんが子どもと重なり、子どもも私も大好きになりました。
無表情に見えたしろくまちゃんも
物語を読んでいると、なんだか生き生きして見えてきて。
能面って無表情だけど、場面によって怒っているようにも笑っているようにも見えるように、
この絵本の場面が、今まさに育児真っ最中の私の生活そのもので
細かく描きこまれた絵よりもずっとリアルに見えてきたからかもしれません。
はっきりした色使いにシンプルな線が返って絵を見る人の想像力を引き出してくれます。
それはきっと子どもも一緒。
ぜひ読んでください。
ただし、読み終わったらおやつにホットケーキ焼いて!と催促されることは覚悟してくださいね。
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世界の美しい色をプレゼントできる絵本
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投稿日:2009/02/07 |
我が家では絵本は図書館で借りるか、プレゼントでいただくかが多いのですが、
この絵本は子どものそばに置いてあげたい、と子どもが1歳の時購入しました。
きっと破けるだろうな、とボードブックの方を買うか迷ったけれど
やっぱり大きな方がきれい!
一番の魅力は、やはりキラキラした色。
見開きから色がちりばめられて、
うちの子どもは実はこのページが一番のお気に入りでした。
ブドウ!なんて言って食べるふり。
日によって選ぶ色が違って、毎回ちょっとしたお楽しみです。
美術・国語・算数・理科・保健・・・
いろんな要素が盛り込まれていると何かで読みましたが
理屈抜きに楽しい物語。心地よいリズムの語感。
たくさん食べて、大きく大きくなあれ!
最後のページで本をバタバタさせて、ちょうちょをそらへ飛ばしながら、子どもの成長を思います。
お勧めの絵本です。
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あなたにも伝わる、ぎゅっの体温。
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投稿日:2009/02/05 |
なんとも愛嬌のあるお顔の子ザルのジョジョ君。
お母さんにぎゅっと抱っこして欲しくて、お母さんを探し歩きます。
絵が素晴らしく能弁。
出てくる文字は「ぎゅっ」と「ジョジョ」「ママ」だけなのに
小さい子どもにも物語がちゃんと伝わるのです。
その場面、場面で、子どもがジョジョと同じような表情になりました。
また、繰り返し読むうちに、最後のぎゅっのとき、
後ろを振り返って私に「ぎゅっ」と手を広げるようになりました。
小さなお子さんにはもちろん
ママにもオススメ。
ママが子どもを抱っこしてあげるとき
子どもだってママを抱っこしてくれている。
その体温が伝わるような、たまらない絵本です。
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そう。あなたのうしろにも。
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投稿日:2009/02/04 |
子どもが「わんわん」なんて言い始めた頃に購入しました。
優しい色使いで描かれた、優しい表情の動物たちが次々と現れます。
「ぼくのうしろにいるのだあれ?」
子どもは指差ししながら、当てっこしながら、動物の名前を覚え、話せるようになったことを誇らしげに絵本を見ています。
また絵本の最後、著者からのメッセージがいいんです。
そう、あなたも一人じゃない。
今絵本を見ているあなたの後ろにだって、お母ちゃんがいるでしょ。
そんな気持ちで読んでいます。
あぁ、幸せな時間。
ごちゃごちゃしていないすっきりとした絵。
和製ブルーナ?!
私はブルーナの絵本も好きですが、色がはっきりしすぎていて
(たとえそれが子どもの色の認識の発達上好ましいことであっても)
こんな優しい色使いの方がホッとします。
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