へたれ

その他の方・20代・東京都

へたれさんの声

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おとなのえほん　

投稿日：2004/03/28

ぼくはくまのままでいたかったのに……〈新版〉
	作: イエルク・シュタイナー絵: イエルク・ミュラー訳: おおしまかおり出版社: ほるぷ出版

親に買ってもらった絵本の中の一冊。
幼稚園、小学生の頃は「読んでもよくわからない話」でしたが、
あまりに写実的な画風が印象に残りました。
あれから20年近く経ち、「あの画風」を確かめたくなり、先日
あらためて本棚から引っぱり出して読んでみました。社会人に
なってからまもなく４年。その間に多くのものごとを失ったよう
な気がしました。
「どうしたい（かった）のか」「どうなりたい（かった）のか」を
見失い、目先の仕事に追われる現状。それに気づき覚える不安、
自己嫌悪。mind changeかdrop outか。くまのようなあんまりな
オチは迎えたくない、と思いつつ毎日もがいています。
行き詰まりそうな人向けのおとなのえほん。

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通過点　

投稿日：2004/03/28

ことばのべんきょう 4冊セット
	作・絵: かこさとし出版社: 福音館書店

周辺にあるあらゆるモノ・コトを独特かつ緻密、それでいて愛らしい画風で届ける日本絵本史に
残る名作。目に入るモノ・こととそれを示す字面が頭の中で一致させられます。
くまちゃんの年くらいに読んだので、自分とくまちゃんを同化して読んでいたふしがあります。
いちばん好きなシーンは、くまちゃんが買ってもらったおもちゃを家に帰ってすぐに（次ページで）
こわしてしまい、こっぴどく怒られるとこ。先日資源回収に出す雑誌の束に紛れ込んでいたのを
こっそり引き取り、部屋に保護しました。
言葉を覚えたての子供や外国人の方にお薦め、いやむしろ通過するべき絵本です。

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だいじなこと　

投稿日：2003/01/31

しろいうさぎとくろいうさぎ
	文・絵: ガース・ウィリアムズ訳: まつおかきょうこ出版社: 福音館書店

私の中のベスト絵本。約20年前のこと、幼稚園の先生からの誕生日プレゼントがこの一冊でした。

内容については、ぜひみなさまに読んでいただきたいので深くは触れませんが：

「思ったことは口に出す（相手に伝える）」
「口に出すのは勇気のいること。でも口に出さなきゃわかってくれない」
「重要な局面ほど素直になろう」

といった、生きる上で終生つきまとう永遠のテーマが盛り込まれていると思います。ロングセラーになっているのもこうした内容のためでしょうか（くろいうさぎはその上ラッキーだったともいえますかね。「運」も幸せのパラメータのひとつですから）。「100万回生きたねこ」とも通じる部分があると思います。

ここまで深くまとめなくても、ココロのあたたまる「いいおはなし」と素直にいえる内容です。いまでも部屋の本棚の、すぐ取り出せるところにある一冊です。

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