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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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ころふく

ママ・30代・東京都、男の子10歳

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ころふくさんの声

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なかなかよいと思う ほっこりしてしまうのが不思議な絵本  投稿日:2016/12/01
あおくんときいろちゃん
あおくんときいろちゃん 作: レオ・レオーニ
訳: 藤田 圭雄

出版社: 至光社
色画用紙をちぎったような、ガタガタの青い丸。それがこの本の主人公。
そのガタガタの丸の色を変えたり形を変えたり、大きくしたりしたのを寄せ集めて、登場人物のできあがり。
初めてこの絵本を手にしたとき、美術的な感性の無い私には、難しいな・・・
というのが素直な感想でした。

でも、なぜか読んでいるうちに、ちゃんとその丸に表情があるように見えるのです。
跳ねていれば楽しそうに見えるし、
少しつぶれていると、へこんでいるように見えるのです。
そうして、読む人の想像力を自然に引き出してくれ、
ラストでは「あーよかった」とほっこりした気持ちになるのだから不思議です。

なお、2歳の我が子は大人しく絵本を読み進めていました。
想像力の豊かな子供たちにとっては、そんなに珍しいものではなかったのかもしれません。
いつのまにかその想像力が落ち着いていってしまう前に、
こんな奇妙な本をたくさん、一緒に楽しんでいきたいと思いました。
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なかなかよいと思う 絵本の姿をした実用書  投稿日:2016/11/30
ななちゃんのおかたづけ
ななちゃんのおかたづけ 作: つがね ちかこ
おかたづけアドバイス: 鈴木 尚子

出版社: 赤ちゃんとママ社
お母さんにお片づけしなさいと言われて、はーいとおもちゃをぽんぽん片付けていくななちゃん。
素直にお片づけできるなんて、なんていい子なの!と思いながら読んでいたのに、
次のページでおもちゃたちが「ここじゃだめ!」と片付けた箱から出て行ってしまいます。
びっくりしているななちゃんと同じく、私も「何でだめなの?」と慌ててページを進めました。
何を隠そう我が家も、おもちゃをはじめ色々なものが、ななちゃんと同じお片づけ方式。
1つの箱にぽんぽん入れて、終了!手軽に片付けられることを重視していました。
だけど、用途の違うおもちゃを一緒に入れると、こんな困ることがあるよ。
もっとこうすると、使いやすいしお片づけもしやすくなるよ。
そんな暮らしのアドバイスを、おもちゃたちが子供にもわかりやすい理由をつけて教えてくれます。
うちの子にも是非読んであげたいけれど、まずは我が家を整理してからじゃないと、説得力がないかな・・・と、改めて収納の仕方を見つめ直す母ちゃん(私)でした。
子供が読んでも納得しやすく、親が読んでも為になる絵本です。
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なかなかよいと思う 優しい気持ちになれる大人の絵本  投稿日:2016/11/30
なきむしこぞう
なきむしこぞう 作: 今村 葦子
絵: 酒井 駒子

出版社: 理論社
持ち主の男の子の仕打ちに堪え兼ねて、3匹の動物のぬいぐるみたちが家出してしまいます。
こんなことされたんだよ、ひどいよな!と口々に言い合う動物たち。
うんうん、子供なら悪気も無くそういうことしちゃうよね・・・とすぐに情景が浮かぶような会話。
だけど段々、今まで男の子の成長を側で見守ってきたことや、どこへでも一緒に連れて行ってもらったことを思い出して・・・。

相手への不満が募ると、その人の悪いところしか見られなくなっていってしまいますが、
そういうときこそ落ち着いて、その人がいないとできなかったこと、その人といて幸せだったことを
再認識する良い機会なのかもしれません。
お互いの存在に甘えすぎるのもいけない、という教訓もあるでしょうか。

僕たちが街を歩いていたら人間がびっくりするよ、などと妙に現実的な設定や、
動物であることの特徴を生かした表現の数々で、
非現実的な物語であるにも関わらず、自然と絵本内の世界に引き込まれていきます。

絵本という形ですが、長年連れ添った夫婦やカップルが、喧嘩したときに読むといいかも、なんて思いました。
優しいタッチで描かれる動物たちの、微妙な表情にも胸がキュッとなりますよ。
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自信を持っておすすめしたい 親も毎日楽しめる絵本  投稿日:2016/08/17
いろいろバス
いろいろバス 作: tupera tupera
出版社: 大日本図書
バスや乗り物に興味を持ち始めた息子に、表紙のバスの絵柄が可愛らしかったので購入しました。
丁度、赤、や青、等の色も発音できるようになってきた頃でしたが、この本に出会う前まではどれが赤でどれが青なのか、曖昧でした。
この本は大好きなバスが出てくるので、「これは赤」「これは青」と無理なく覚えられたようです。

また、トマトや星、クジラ等、子どもの興味のあるイラストがどんどん出てきます。
最後にたくさんのキャラクターが出てくる場面では、
息子に知っている単語を言わせたり、「ゴリラはどこ?」と聞いて指を差させたり。
繰り返し読むうちに、日に日に息子の知っている単語が増えていくのがわかり、子どもの成長を感じることができて親としても嬉しいです。

まだ名前を言えないキャラクターもたくさんいるので、全部言えるようになるまで、長く読めそうです。
毎日同じ絵本を読んであげていると、正直飽きてしまうこともありますが、この本は親も毎日楽しめます。
もちろん、個性的な絵は眺めているだけでもおもしろく、しかしそれ以上のメリットが詰まっていて、心からおすすめしたい絵本です。
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【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

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