「ななちゃん おかたづけが できたら おやつにしましょうね」 「はーい」
ななちゃんのおかたづけはあっという間。 なにしろ、何もかも全部をおもちゃ箱にぽんぽん放り込むだけですからね。 みるみる部屋はきれいになっていくよう・・・だけど、本当にそれでいいのかな。 ほらほら、おもちゃたちの声が聞こえてくるよ。 「やーだよ!ぼくたちの帰る場所はこの箱じゃない」 おもちゃたちがおもちゃ箱からどんどん飛び出していくではありませんか。 びっくりするななちゃんに、おもちゃたちは言うのです。 「ななちゃんのおかたづけは おかたづけになってなーい!」 それってどういうことなのでしょう。 人形のメアリーは、自慢のドレスが青いクレヨンくんで汚れちゃったと泣いていて・・・。 ななちゃんは、おもちゃたちのアドバイスを受けながら本当のおかたづけに挑戦していきます。
小さな子どもに「おかたづけ」を教えるって大変!そう思っているお母様方は多いはず。 「なんでちゃんと片付けられないの?」「私も苦手なのに、どうやって教えればいいの?」 悩みは尽きません。 ところがこの絵本、お話の中で「おかたづけのしくみ」という大切なポイントを3ステップで子どもたちにもとってもわかりやすく教えてくれています。それもそのはず、プロの方の「おかたづけアドバイス」をもとに作られているのです。巻末にはお母さんたちへの優しいアドバイスも! お話の世界を楽しみながら、片付けることの大切さと気持ちよさを感じることができるこの絵本。 なるほど、これなら親子で一緒に挑戦できそうですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
はじめてのしつけのひとつの「おかたづけ」。 おかたづけのしくみが3つのステップで紹介されているので、小さな子どもにもわかりやすく、絵本を通して楽しみながらおかたづけが身につきます。
お片付けが苦手な息子と私。
頑張って片づけているけれども、なんとなくごちゃごちゃな子供部屋をどうにかすっきりできないか悩んでいました。
この絵本には誰にでもできるお片付けのヒントがいっぱい紹介されていて、絵本をたのしく読んだ後には、お片付けを実践したくてうずうずしていました。
なんとなくだけど、お片付けのたのしさを感じることができた私たち親子には大切な一冊になりました。 (ねこよんよんさん 40代・ママ 男の子4歳)
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