
夜うぐいすとも呼ばれるナイチンゲール。はじめてその美しい歌声をきいた皇帝は涙をながします。ところが人びとは、地味な生きた鳥より、宝石のきらめく作り物の鳥に夢中になりました。ナイチンゲールは森へ帰ってしまいますが、やがて皇帝が病の床でひとり苦しんでいると……。洗練された表現と語りで古典の真髄を伝えます。

カンタン・グレバンの美しい絵に惹かれ、手に取りました。
夜のうぐいすとも言われるナイチンゲール。見た目は地味だけれど、素晴らしい声で歌います。
でも人々はつくりもののナイチンゲールに夢中になります。宝石が煌めいて綺麗で、ネジを巻けば何回でも同じ歌を歌うからです。
アンデルセンの有名なお話とのことですが、初めて読みました。柔らかな文章と淡い色合いのイラストが、落ち着いた雰囲気でとても素敵でした。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子16歳、男の子13歳)
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