![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
ユトレヒト州の郊外、ザイストにくらすサシャは、ちょっとはずかしがりやさん。学校の勉強、ホッキー(フィールドホッケー)、リコーダーの練習……なんでも一生懸命にがんばる女の子です。やさしいお兄ちゃんとお姉ちゃん、あたたかい両親にかこまれて、チューリップのような笑顔がかがやきます。
学校に通い、放課後はともだちと遊び、夜ごはんの食卓を家族で囲む。そんなサシャの毎日のくらしのほかにも、「シンタクロースの日」「国王の日」などのオランダならではのお祭りや、チューリップ休暇を楽しむようすなども紹介しています。
将来友だちになるかもしれない、だれかの毎日。世界36か国で写真家が撮り下ろした、「世界のともだち」シリーズの33巻目。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
ユトレヒト州のザイストで暮らすオランダ人一家:父、母、兄、姉、妹、猫。広い家で仲の良い家族に囲まれ、のびのびと育つ少女の日常を紹介する写真絵本。
学校は親と一緒に自転車で行く。教科書と文房具は学校においてあるので、荷物は本当に少ない!お弁当と水筒、ノートだけ。教室には信号機があり、赤の時はおしゃべり禁止。黄色はできるだけ静かにして、どうしてもの時は質問OK.青はおしゃべりOK。集中するためにヘッドホンをつける…など、日本の小学校とだいぶ違う。
日本のすしや相撲などは人気があるらしく、家庭でオランダ風のすしパーティをしたり、相撲のアトラクション(お笑い芸人みたいな着ぐるみを来て、お客さんが取り組みを楽しめる遊び)などがあったりして驚く。
オランダと言えば、チューリップと風車(干拓地)、チーズなどしか思い浮かばなかったが、意外と人々は明るくユーモアが好きらしく、写真に写る時に大はしゃぎしていろんなポーズをして楽しんでいた。
王国なので、王様の誕生を祝う行事があったり、お祭り騒ぎをしたりして、庶民に王室が親しまれている。本を読んだ後に、オランダ王室の生地をインターネットで見たら、12歳の王女様が、学校に初登校の時、一人で(護衛もつけずに)自転車にのって行った、とか。王様と庶民の間の垣根が低い、のんきな雰囲気を感じた。
オランダは思ったよりもファンキーだ。 (渡”邉恵’里’さん 30代・その他の方 )
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