![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
ある朝のことでした。「ごめんください!」という声のあと、ドンとマンションのドアに体あたりするような音が聞こえました。へんといえば、だいたいこれがもうふしぎでした。いってみれば、それがふしぎの始まりだったのですーー。マンションで一人暮らしを楽しんでいる「わたし」のところへとつぜんやってきた奇妙なトルコ人は、ふしぎな品物を売る腕利きセールスマン。わたしはそのトルコ人から、ついいろいろな物を買ってしまうのですが、それがまことにもって奇妙で便利なものばかりだったのです! 慇懃無礼なトルコ人と、ちょっとうっかり者の「わたし」。ちぐはぐな二人の漫才のような掛け合いに、クスリと笑ってしまうこと間違いなしのユーモア小説。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
7つのお話にわかれていますが、出てくる主な人は一緒です。
初めに、トルコのおじさんが絨毯を売りにやってきます。
2つ目のお話では、そのトルコのおじさんが、ベランダに浮かんでやってきます。そして今度は見えない島を売りつけられます。
この人、信用しても良いのでしょうか?
でも「私」が売りつけられたものを、上手く使いこなしているのをみると
うらやましくなってきます。
それからだいたいやってくるたびに、トルコのおじさんから「私」は買い物をします。便利でお買い得なものばかりです。
最後のお話でこのおじさんが何者かとか、色々分かりますよ。 (capellaさん 60代・じいじ・ばあば )
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