![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
くもの糸:大どろぼうのカンダタは、死後地獄で苦しんでいた。お釈迦様は、昔カンダタがくもを助けたのを思い出し、極楽からくもの糸をたらした。それにすがって、カンダタは極楽をめざしてのぼっていくが……!?
杜子春:仙人のおしえで、2度まで一夜にして都でいちばんの大金持ちになった杜子春(トシシュン)は、世の中のむなしさから、仙人になろうとするが!?
芥川龍之介の名作11編を収録!
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
中3(4月から)の長女の春休みの読書課題として、1人1冊ずつ配られました。(学校の蔵書の貸し出しです!このために120冊買ったらしい?!)
かの有名な「くもの糸」「杜子春」「鼻」などの短編が11編載ってます。
現代っ子には読み慣れない、独特の言い回しが苦手なようで、娘は「つまらな〜い!」と早々に投げ出してしまいました。(春休みも残りわずか。そろそろ読んでおかないと、課題テスト解けないぞ〜!!大汗)
そういう私も実は、こんなに有名なのに、今まで1度も読んだことなく(恥)、せっかく手元に転がっていることだし、お先に読んでみることにしました(笑)。
「くもの糸」や「杜子春」はあらすじこそ知っていましたが、他の作品は、見るのも聞くのもはじめて。
へぇぇ!芥川龍之介って、こんな作家だったんだ〜?!と、かなりびっくりさせてもらいました。
確かに、聞き慣れない古い言葉もたくさん出てきますが(すべて仮名がふってあり、親切に意味まで載せてくれてます。)お話ひとつひとつは、とっても不思議で面白く(ちょっと「世にも奇妙な物語」みたいな感じ?!)題材も幅広く、興味深いです!
中でも、私が気に入ったのは「白」という、犬のお話♪
仲間を見捨てて逃げてしまった罰なのか、突然黒犬になってしまった白。飼い主にもわかってもらえずに家を追い出され・・・???
黒犬の活躍ぶりが、新聞記事として出てるところなんて、斬新でおもしろかったですよ〜♪ハッピーエンドなのもうれしいです☆
私のように未読な方、一度読んでみても損はないですよ(笑)。
短編集なので、家事の合間や、ちょっとした待ち時間にすぐ読めます♪ (ぼのさん 40代・ママ 男の子16歳、女の子14歳、女の子9歳)
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