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
2歳のときに被爆した佐々木禎子さんは、運動万能の元気な少女でした。しかし、原爆による白血病にたおれ、千羽づるにこめた願いもとどかず、12年間の短い生涯をとじました。級友たちは団結の会をつくり、禎子さんをみまい、はげましつづけました。そして禎子さんの死をむだにせず「原爆の子の像」をたてる運動を全国にひろげます。平和を願い、原爆のおそろしさを知る、涙と感動の物語。

この佐々木禎子さんのお話は、私も小学生の時に学習した記憶があります。
戦争と平和について学習するために様々な実話で勉強したと思いますが、当時の自分と同じ年代だった禎子さんのお話は、深く心に残っています。
それがいつしか自分の子が今度は修学旅行へ訪れる番が近づいてきました。
正確に言うと、まだあと一年はあるのですが、きっと、来年訪れる時にも禎子さんのもとで平和を祈り千羽鶴を捧げてくるでしょう。
それなら、事前にこのお話のことを知っておけばより、深く学べるだろうと思い、勧めてみました。
なかなか身近に感じることが出来ない戦争ですが、やはり絶対に忘れてはならない出来事です。
元気だった禎子さんがなぜ死ななくてはいけなかったのか・・目を背けてはいけない事実を子どもにも学んでほしいなと思います。
講談社の文庫シリーズは小学生でも読み切りやすいですし、良い本が揃っているのでおすすめです。 (Pocketさん 40代・ママ 女の子14歳、男の子11歳)
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