めんたいこたろうたちの夢は、「しろめしやま」のてっぺんにのぼること。 目の前にドーン!とそびえる、「しろめしやま」。 てっぺんから、たくあんブラザーズが「ポーポポポポ。ポーリポリ」 めんたいこたちには登れないさと笑っています。
「みときんしゃい! のぼってみせるばい!」 めんたいこたちは、てっぺんをめざしますが、ふにゃふにゃしていて、なかなか登れません。 「くやしかー!」
次の日、特別に大きな伝説の「しろめしやま」が現れました。 先に登りだしたたくあんを、めんたいこたろうが追いかけます。 ところが、ふりかけの吹雪や、納豆の道、転がってくる梅干しなどが、次々と行く手を阻みます。 「まけんばい!」 めんたいこたろうは登りつづけます。 てっぺんまで無事にたどり着けるでしょうか?
博多弁が軽快な、めんたいこのお話。作者はめんたいこの名産地、福岡県出身のはしもとえつよさん。『おおいなるだいずいちぞく』など、食べものたちが大活躍する作品を描いています。 ほっかほかに盛られた白飯や、ピンク色でぷりぷりのめんたいこたち、見ているだけでお腹が空いてくる一冊です。 「のぼってみせるばい!」や「まけんばい!」といったセリフから博多弁をマスターして、家族みんなで「きもちよか〜〜」と声に出してみてはいかがでしょう。
(絵本ナビ編集部)
めんたいこには大きな夢があった……。 それはいったい……?
めんたいこたちの前にあらわれた大きな白めし山。 この山を登るのは、めんたいこたちの夢だった。 ところがその頂上から見下ろしていたのは、たくあんブラザーズ! めんたいこたちは体を鍛えて挑もうとするが、 なかなかうまくいきません。 そんな中、立ち上がったのが、めんたいこたろう! めんたいこたちの期待を胸に見事登頂できるのか……。 福岡県の絵本作家が熱く描く、めんたいこたちの夢と希望の物語。
表紙からして楽しそうなので読んでみました。めんたいこたちの夢や、その後の展開も、いろいろ、びっくりで、笑ってしまいました。突き抜けた感じで、おもしろいです! 福岡出身という作者さんのめんたいこ愛を感じました。楽しかったです。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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