![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
太田ゆかさんは、南アフリカ共和国で日本人女性でただ一人の政府公認サファリガイドとして活躍しています。 サファリガイドの仕事は、サファリツアーなどを通して、みんなに野生動物の実態を伝えて、動物と人をつなぐこと。 さらにゆかさんは、絶滅が心配されている動物たちの保護活動にも取り組んでいます。
教えて、ゆかさん。サファリガイドってどんな仕事? アフリカのサバンナで、野生動物に、今、何が起こっているの?
<すべての漢字にふりがなつき。小学校中級から>
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
南アフリカ共和国で働く政府公認のサファリガイド、太田ゆかさんを通じて、サファリガイドの仕事、南アフリカの野生動物に起っていること、夢に向うことなどが紹介されています。
レポートされる事柄ひとつひとつが、とても具体的なので、穏やかな語り口ながら、サファリガイドの仕事の厳しさとやりがい、太田さんの好きな仕事にがっぷりと取り組む姿が、しっかりと伝わってきました。
また、密猟や、野生動物と人間の生活圏が近づきすぎたために起る衝突とレンジャーとしての取り組みの章では、うーん…と考えさせられました。密猟を逃れるために角を切られたサイの写真は、衝撃的です。
あとがきでは、貧困や飢餓といった根本的な社会問題にも触れられていて、今の地球に起っていることを、より広く深く考えるキッカケになりました。
夢を追いかける本、そして地球を見つめる本として、未来に向っていく子ども達にお勧めしたい一冊です。 (こはこはくさん 50代・ママ 男の子11歳)
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