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
ボウルをボールとまちがえる中田くん、ネコはオスしかウンチしないと思っていた室井さん、「抽選」の意味を知らずに懸賞のおもちゃを待つ藤田くん、電車の数え方が「円」に変わったと思っている村川くん…。それぞれが、へんな思い込みやかんちがいをしているけれど、みんなふつう。小学校3年1組の児童一人一人が出合う、ささやかな出来事を挿絵たっぷりで楽しく描く。エピソードの見出しは、短歌になっています。

子どものころ、
「そういえば、そんなこと思ってたなぁ」というような
あるあるが、連作短編みたいに物語になっています。
タイトルが印象的です。
ある人が
「自分を『普通』という基準に置くと、それ以外は全部『変』なんだ」と、
言っていたことを思い出しました。
そして
こんなこと「へん」ということが
案外「あるある」なんだということを
この本は教えてくれています。
私も
猫は全部メスで
犬は全部オスだと思っていた時期がありました(#^^#)
スルスルと楽しく読めて、おすすめです。 (やこちんさん 50代・ママ 女の子19歳)
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