大人も子どもも“名作を読もう” 安房直子+いもとようこ しっとりとした深い赤で、日の光にかざすと、それはきらっと光って、まるでルビーのよう…… “きつねのマニキュア”、してみたいと思いませんか?
とうふ屋の娘・ゆみ子が人形をおぶって遊んでいると、同じように人形をおぶったきつねの子に出会う。とうふを一丁お店から持ってきて、ふたりでご馳走作りをしていると母さんぎつねがもどってきた。「いい油揚げがどっさり手に入ったわよ」「あっそれ、うちの」と気づいたゆみ子に母さんぎつねは遊んでくれたお礼にと“きつねのマニキュア”をしてくれる。
女の子ときつねの子が人形をおぶって遊んでいます。母さんぎつねがやってきて、遊んでくれたお礼にと、マニキュアをしてくれます。
なんて可愛いお話なのでしょう。単純にそう思いました。不思議な世界にすーっと入り込むことができる安房直子さんの本です。
ゆみ子ちゃんのお家のお豆腐やあぶらあげ、きつねのおかあさんがつくるおいなりさん、どんな味なのかな・・・
きつね山の赤いつばきでできた、ゆみ子ちゃんのつめの赤いマニキュア、その後どうなったのでしょう? そういえばと私の大好きな『きつねの窓』を思い出しました。 (SNOWDROPさん 60代・その他の方 )
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