![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
「自分は男と女のまんなかにいる」ホオナニはいつもそう思っていました。 そんなある日、ホオナニの学校で、男子フラのチームがつくられることに。地区のイベントでステージに立つのです。メンバーになりたくてたまらないホオナニは、オーディションをうけ、男子フラチームに参加することになりました。めきめきと実力をあらわし、ついにホオナニはリーダーに! そして、いよいよイベント当日、ステージの幕が上がります……
両性を自認する12歳の少女ホオナニが、トランスジェンダーの先生クム・ヒナのもとで、ハワイの伝統文化である男性の古典フラをとおして「ありのままの自分」を表現しようとします。自分の居場所を求めて、みずからの手でつかみとるまでの姿を描いた、実話に基づく物語です。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
勇気ある物語であるけれど、トランスジェンダーということを考える本として感慨深い絵本でもあります。
男子のフラダンスチームに応募しようと思ったホオナニは、身体は女性で心は男性という存在です。
外見が女性のまま男子のチームとして行動するためには、どうしても違和感がついて回ります。
それをどの様に受け入れるか、実話の中に投げかけられた問題を感じました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
|