
クラスのちかこに意地悪された。負けたくない。ココロを入れかえたい! すると、ひろきくんが話していた「ココロ屋」がやってきた。わたしは、自分のココロを「意地悪なココロ」に入れかえてもらった。さっそく、ちかこに意地悪をした。とても気持ちいい。いくらでも意地悪できそうだ。クラスの子、お母さん、妹にまで意地悪してしまった。もういやだ。 ココロ屋で「ダメなココロ」に入れかえてもらった。何にもすることができないので、ダメな「ダメなココロ」みたいだ。何にも考えたくない。 つぎにココロ屋で「空っぽなココロ」に入れかえてもらった。何にも考えなくてもいい。 でも、ココロは空っぽではいられない。小さなタネが「空っぽなココロ」で育ってきた。ナヤミノタネという種類だった。 ココロ屋に元の自分のココロと入れかえてもらい、考えた。ちかこから意地悪されたように感じただけかもしれない。人によって感じ方は違うんだ。でも、意地悪されるのはいやだ。なやみは解決できない。しかし、そうやってココロは成長していくのかもしれない。 2012年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書「ココロ屋」の第2弾。

心を入れ替えてくれる「ココロ屋」。
こちらの本は第2弾になり、主人公はつむぎという女の子です。
第1弾はひろきという男の子でした。
意地悪な心にしてもらったつむぎ。
経験して気づくこともありますよね。
心は葛藤しながら、時に悔しい思いもしながら、成長していくものなのかもですね。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子12歳)
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