![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
踏み切りを渡ると、そこは「ねこたち町」。お祭りの日、ねこに選ばれたヒトだけが「ひとねこ」に変身して、その世界に招待されるのです。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
異世界に行けるのって、大概こども。
でも、このおはなしは、大人だって行けるんです。
とってもうらやましいと思いました。
ある日、ミコが飼っているねこのスズが、
「こんやは、たのしいねこ祭り。<ねこたち町>へいきましょう。」
と話しかけてきました。
<ねこたち町>に行くには、踏み切りを渡って行きます。
ただ、ちょっと特別なことをしなければいけません。
人が、<ねこたち町>に行くには、なりたいと思ったねこを
心に描いて・・・
ミコだけでなく、パパもついてきます。
「いつかきっと、スズはひと語を話すようになると思っていたんだ。」
ですって・・・
ちょっと変わったパパですよね。
スズの案内で、ミコとパパは<ねこたち町>へ。
その時、おかあさんは夜勤でいません。
なんだか、ひとり取り残されたようで、寂しく思ったのだけど、
でも、実はママだって、<ねこたち町>に行ってたと知って、
とっても嬉しく思いました。
<ねこたち町>ならではの楽しいお祭りがいっぱい。
ミコは、そこでお友だちも出来ました。
ねこの図書館には、「吾輩は猫である」や「どんぐりと山猫」、
「十一ぴきのねこ」など実際にある猫の本がいっぱいあるらしく、
嬉しいやら楽しいやらで、面白い!と思いました。
人は誰だって、変身願望はあると思う。
普段出来ないことを、思いっきり出来るのっていいですよね。
娘のおススメの一冊です。 (多夢さん 40代・ママ 女の子10歳)
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