![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
フランスの大きな町に住んでいるソフィーは、夏休みになるとエレーヌおばさんやマックスおじさん、いとこのミシェルが住む南フランスのいなかの家で過ごします。ソフィーはこの家が大好き。なぜかって…ソフィーの大好きなくだものがたくさんあるから!
着いて次の日の朝には、畑でスグリやイチゴを採り、庭のサクラの木の下で近所の子を招待してサクランボパーティ。ミシェルの好きなくだもの、リンゴに洋ナシ、モモ。それからプラムだってあります。
楽園の様な毎日を過ごしながら、それぞれのくだものがどうやって実になるのか、どんな風に実をつけるのか、ソフィーは学びます。素敵な庭や畑の風景と、果物の細密画の両方を使って、読者にも丁寧に伝えてくれます。
そんな中、ソフィーはパパからの電話で南フランスに引っ越しが決まったことを知ります。パパの仕事の都合で家族で移り住むことになったのです。学校の友達や先生とお別れをするのはつらいけど…新しい家には広いお庭、そして周りは畑や山に囲まれていてすぐに楽しい毎日が始まります。イチジクやザクロ、オリーブやアーモンド、オレンジやレモン、クレメンタイン。秋にはクルミやクリをとりに行きます。ソフィーは、学校の授業でみんなで調べて発表することになり…。
ページをめくるたび次々に登場するのは、お馴染みのくだものから、食べたことも、見たこともないくだものまで。この美しくもワクワクさせてくれる絵本を描いているのは、なんと91歳になられた絵本作家ゲルダ・ミューラーさん。今を生きる子どもたちのために描きおろした新作なのだそう。前作『ソフィーのやさいばたけ』を描かれたのは87歳! 確かな知識と画力で構成されているこれらの絵本からは、畑仕事への愛情をたっぷり感じられるだけでなく、沢山の教えが詰まっています。親子で一緒に、ゆっくり、じっくり楽しんでくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
ソフィーはくだものがだいすき。 南フランスにあるいとこの家でイチゴをつんだり、 サクランボパーティーをして楽しみます。 バナナやココナツはどうやって実がなるの? 落花生はどんなふうに実をつけるの? ソフィーは、学校の授業でみんなで調べて発表することになりました。 ソフィーたちといっしょに、 いろいろなくだものについて知ることができる絵本。 91歳のゲルダ・ミューラーさんが、今の子どもたちのために描きおろした新作。 『ソフィーのやさいばたけ』とあわせて楽しめます。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
くだものの絵は図鑑のように繊細に、子どもたちの様子はいきいきと描かれた絵本、作家のゲルダさんの年齢にびっくりしました。、よく食べるくだものでも、木の形、実のなり方など知らないことが、いっぱいあります。そんなくだもののことを、わかりやすく教えてくれるので、じっくり楽しめます。家のまわりに、いろいろな木があるソフィーがうらやましいなと思いました。子どもから大人まで、楽しめる絵本、プレゼントにもおススメですね (どくだみ茶さん 40代・ママ 女の子19歳)
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