![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
「か、か…わい…」 「ほんとだね、パウル。かわいい おはな…?」
じゃなくてね。 パウルが可愛いと思ったのは、お花の横に落ちていた空き缶!
パウルは、おしゃべりがちょっと苦手。思っていることや感じていることを、相手に上手く伝わる前に、まわりのみんなに誤解されてしまうことが多いのです。
だけど、パパやママは発見します。
「パウルは絵がとっても上手」
絵を描くことで、パウルが見ているもの、感じていることがみんなに伝わるのです。今日のお昼に食べたいのは、オムライス。きれいだなって心を揺さぶったのは、沢山の石ころの模様。そうなんだね、パウル。みんなの顔だって魅力的に描けちゃいます。それって、とっても素敵な特技!
例え苦手なことがあっても、好きなことや、得意なことで表現することができたパウル。大事なのは、その事を本人が自然に受け入れること。まわりのお友達や家族がきちんと見守ってあげられることなのかもしれません。そうやって、お互いが少しでも幸せな気持ちになることができたら、こんなに嬉しい社会はありませんよね。
だれもが必要とされている、大切にされている。 そんな優しい世界を、みやざきひろかずさんが描き出してくれました。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
パウルは、おしゃべりが少しにがて。 何か言おうと思っても、言葉がうまくでてきません。 みんなに誤解されることも多いパウルですが、大好きな絵で伝えたいことがいっぱいあって……。 できないことがあっても、好きなこと、得意なことで、自分を表現するパウルと、 そんなパウルをあたたかく見守り、自然に受け入れる家族や友だち。 おたがいが相手を幸せにしていることを描いた、やさしい作品です。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
小学校2年生の我が家の娘が一人読みしました。
小学校にもクラスにも色々な子がいて。。。積極的な子,明るい子,やんちゃな子,内気な子,おしゃべりな子,気弱な子。。。
娘も日々そんな中で生活をしているので,親近感を感じながら読めたようです。
どの子もそれぞれ素敵で,みんな違ってそれでいい,そう思わせてくれる絵本に思いました。
周りがそんな自分を受け入れてくれるってすごく大切だなと思いました。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子8歳)
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