![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
あしたは、森のおまつり。 どうぶつたちは、天気を心配して、ネコバアのところへやってきます。 ネコバアはヒゲのしめり具合で天気が分かるので、「てんきよほうや」をしているのです。
ところが、おまつりの日の朝、ネコバアの家にやってきたのは、大きな青い目! 青い目の主は、「たいふうたろう」という名前の台風の目でした。「たいふうたろう」は、どっちにいっても嫌がられてしまうのでどこにいったら良いか分からなくなってしまい、ネコバアに相談しに来たといいます。ネコバアは「たいふうたろう」を無事に送り出すため、森のどうぶつたちにも協力してもらい、奮闘するのですが……。
さて、行き先を見失ってしまった「たいふうたろう」に必要だったのはどんなことだったのでしょうか。 伝わってくるのは、自分のいいところもこまったところもそのままを受けとめることの大切さです。
作者のいしあいつるえさんは、カラーセラピスト・アートセラピストでもご活躍中とあって、空の色や雲、「たいふうたろう」の目の色、海の水や波……などが色彩豊かに描かれています。またネコバアやどうぶつたち、「たいふうたろう」の表情の豊かさにも注目してみてくださいね。
(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
ネコバアはヒゲの湿り具合で明日の天気がわかるので、天気予報屋をしています。 ある日、ネコバアが家の扉を開けると、大きな青い目がのぞいていました。 それは台風の目だったのですが・・・。
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