「ちーちゃん がんばれ!ちーちゃん がんばれ!」 思わず読んでいる方も手に汗にぎって、応援したくなっちゃう運動会の絵本です。
今日は運動会。ちーちゃんは去年のかけっこでくやし涙を流しました。 パパとあんなに練習したのに、3ばんだったから。 今日は絶対1ばんになるってはりきっているのです。 ママとパパ、そしておじいちゃんとおばあちゃんもシートとお弁当を持って幼稚園に応援にきました。 ダンスの次がかけっこ。いよいよ次だと思うとドキドキするちーちゃんでしたが、ダンスは立派に踊ります。 そして…「よーい ドン!」。 結果はどうなったのでしょう!?
一番大きな声を出して応援するおばあちゃんの「ちーちゃん、ちーちゃん」の声。思わず反応してしまうちーちゃんが可愛くて仕方がありません。表情豊かに描かれた水彩の絵にも心があたたまりますね。 どこの家にもある、でもどこの家もみんな違う運動会の思い出。 勝っても負けても、家族みんなで応援してもらったことは、きっと忘れないのでしょう。 運動会がちょっと苦手、不安…って思っている子にもオススメできる一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
今日はドキドキ楽しい運動会。去年はかけっこで3番、とても悔しい思いをしたちーちゃん。 この日のために、パパと練習をたくさんしました。いよいよかけっこが始まり、先頭を走る ちーちゃん。しかし、おばあちゃんの「ちーちゃん、がんばれ」の大きな声が聞こえてきた 途端コースをはずれ…!?ちーちゃんは、一番になれたのでしょうか?
大人にとっては、運動会、楽しく頑張ってね!くらいに思っていても、子どもは絶対に一番になりたい!あか組勝ちたい!などと・・運動会に向けて気合十分な子も多いでしょう。
でも、当日に何が起こるかわからないのが運動会。
途中で靴が脱げたり、こけてしまったり・・お客さんの多さに圧倒されて泣き出したり。
そんなハプニングはつきものです。
ちーちゃんは昨年のリベンジをかけてかけっこに気合が入っています。
私の予想では1番にはなれないかもしれないけど今年は2番かな?なんて展開を期待していました。
残念ながらはずれました。
まさかの6位。
おうちの人にかけよってしまって6位というのはありそうなハプニングですが、お話の展開としては、一年かけてリベンジするぞという描写があっただけに思いがけない展開に驚きました。
でも、運動会にプレッシャーを感じている子どももいるでしょう。
大丈夫大丈夫!という安心感を与えてあげるためにもこういうお話はホッと出来るかと思います。
イラストも幻想的なパステル調で優しい雰囲気でした。 (Pocketさん 40代・ママ 女の子15歳、男の子11歳)
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