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大好評ロングセラー『赤ちゃんにおくる絵本』シリーズ3作目は、かずあそびがテーマ。
ひとーつ、ふたーつ、みっつと、まるでお母さんやお父さんから、小さな手の指を一本一本折り曲げてもらっているような、あたたかな温もりが伝わります。 数とイラストが呼応した、わかりやすい構成。鮮やかで優しい配色、かわいいイラストは、感覚のやわらかな赤ちゃんの視覚や心に優しく訴えます。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
本当は、数を覚えるために作られた絵本なのでしょう。ひとつ・ふたつ・みっつと書かれたページには、数を実際に指差しながら、数えることができるイラストが描かれています。また、数字も一緒に書かれているため、数字とイラストを照らし合せながら、簡単に数という概念が覚えられそうです。
イラストはとても鮮やかでわかりやすく、パラパラと絵本をめくっていると、まるでアニメーションのようで、0歳代からでもイラストを見て楽しめそうです。
でもこの絵本はそれだけでは、ありません。「ひとつ・ふたつ・みっつ」という一瞬、わらべ歌のようにも聞こえるこの言葉は、日本の言葉の文化として、長い間受け継がれてきたものです。「いち・に・さん」とは違った、この響きを子どもたちにも大切にしてもらいたいとこの絵本と出会って、思いました。 (はんぶん×ずっこさん -・絵本紹介サイト )
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