
「きりんは ゆらゆら よってくる うえから そっと よってくる かおだけ ぼくに よってくる からだは むこうに おいといて」など、15編の「きりん」をうたった「詩のえほん」です。1冊全部が「きりん」の詩で、1冊全部が「きりん」の絵です。「きりん」をいろいろな角度からうたった凛として、しかも穏やかでやさしい詩と、鮮明な色、斬新な絵の「きりん」の世界をお楽しみください。

武鹿さんのきりんの詩と、高畠さんののほほんとしたキリンの絵がすごくマッチした素敵な作品でした。
「きりんの せなかは かぜたちの しずかな やさしい すべりだい」とか、
「からだの もようは あれは 地図 うまれるときに もらったよ
だいじなみちが かくれてる きりんの きりんの ひみつの地図」
ここが一番好きです。
生まれた時にもらった秘密の地図なんて、とっても素敵じゃないですか。
1つ1つの言葉がキラキラしてます。
いったいどんな地図が隠れてるんだろうって、想像してしまいます。
空と星とサバンナと光と影の世界、どれをとっても素敵な風景でした。
ゆっくりじっくり味わってほしい作品です。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子23歳、女の子18歳)
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