忘れられない夏
「この景色は、ずっと忘れたくない」。子ども時代にやってくるいくつもの夏。その中で、ひとつでも記憶にとどめておきたい体験ができたなら。きっと、大人になるまで自分の心の支えになってくれるのではないでしょうか。小学生になってからでも読んでもらいたい、そんな夏の絵本を集めてみました。
編集部おすすめ作品
学校に行けなくなっていたあたしに、ひとりで遊びにおいでと誘ってくれたのは、海辺のアトリエで暮らす絵描きさん。その人は、海が見える部屋で描きかけの大きな絵に向かい、夢中で絵を描き続けるの。あたしがいることなんて、忘れちゃったみたい。だけど、ちっとも退屈しなかった。
ある夏のこと。少年が家族とともに車で街を抜け、橋を渡り、向かったのは遠い田舎に住む祖父母の家。窓から見える庭の小道に誘われ、愛犬とともに大木の生い茂った深い森へと歩いていく。道が細くなっていき、ふと顔をあげると、目の前には美しい湖畔が広がっていた!
遠く離れた二つの町、環境も生活も性格だって違うみちとなつ。二人は、まだ出会ってはいません。お互いのことを知りもしないのです。広くて青い空と海を背景に、二人の少女の出会いを爽やかに描き出すこの絵本。どんな性格の子にも、世界が広がるこの瞬間が訪れますように!
暑い暑い夏の日。クワガタのいる山をめざしてぼくは走った。真っ白な陽射し、青い草の匂い…。ページの中からあふれだす夏!
豊かな自然と、だいすきな人たちに囲まれ、ぼくの夏休みは輝いていた!今より少し前の日本が舞台。におい、音、吹く風…五感全てを使って「山」の魅力を味わう少年の、ひと夏の輝かしい物語。
夏のある日、ぼくが川の浅瀬に見つけたのは大きな魚。のんびりと、よどみの中でじっとしている。そっと近づいてつかまえようとして、足がすべった!
開放的な夏の海で、大好きな子と過ごす幻のような楽しい時間。これが永遠に続けばいいのに…。終始潮の香りが漂ってくるような海辺の町を舞台に、繰り広げられるちょっと不思議な物語。可愛らしいロビーとリンや透明感溢れる海、色とりどりの貝殻や魚たちなど魅力的な絵を眺めながら、一緒に心を躍らせ、ひと夏を過ごしてくださいね。
ウエズレーが夏休みに自由研究の宿題として作ろうと思い立ったのは――自分だけの、文明!?舞台は自宅の庭だけなのに、無人島での生死を賭けた大冒険にもまったく劣らないワクワクが、この絵本には詰まっています。
作:
はた こうしろう 出版社:
偕成社 税込価格: ¥1,100 発行日:2004年07月 ISBN:9784033313405
作:
堀川 理万子 出版社:
偕成社 税込価格: ¥1,540 発行日:2021年05月17日 ISBN:9784034351604
作・絵:
谷内 こうた 出版社:
至光社 税込価格: ¥1,320 発行日:1970年 ISBN:9784783400356
作:
羽尻 利門 出版社:
あすなろ書房 税込価格: ¥1,650 発行日:2017年06月30日 ISBN:9784751528303
作:
田島 征三 出版社:
偕成社 税込価格: ¥1,540 発行日:2020年07月09日 ISBN:9784032220209
作:
最上 一平 絵:
伊藤 秀男 出版社:
文溪堂 税込価格: ¥1,650 発行日:2013年11月 ISBN:9784799900055
作:
キム・ジヒョン 出版社:
光村教育図書 税込価格: ¥1,540 発行日:2021年06月20日 ISBN:9784895722773
作:
杉田 比呂美 出版社:
福音館書店 税込価格: ¥1,540 発行日:2021年06月04日 ISBN:9784834086171