一面真っ白の雪景色で、心が温まる親子のおはなし
- かわいい
絵本紹介
2023.07.21
2023年8月15日、日本は78回目の終戦記念日をむかえます。
長い月日を経て、戦争の爪痕を感じることの少ない生活を送る私たち。一方で世界に目を向けると、今もなお戦争の恐怖や苦しみに晒されている多くの人がいます。
戦争が残すものは、傷以外何もないことを、78年前、日本人は身をもって知りました。今、当たり前のように感じる平和な毎日は、「平和を守る」「戦争を二度と起こさない」という先人たちからつながる強い決意のもとで成り立っています。日本国内で戦争を体験した方から直接話を聞く機会が少しずつ減っていく中、戦争と平和について子どもたちに語り継いでいく役割を果たすもの。そのひとつが、本です。
過去のできごとから目を逸らさず、二度と戦争を起こさないために。
世界中全ての人々に、争いのない穏やかな毎日が保障されるように。
平和への祈りが込められた本を、お子さんと一緒に手に取ってみてください。
出版社からの内容紹介
折り鶴は、病気平癒やスポーツの試合での勝利など、昔からさまざまな願いをこめて折られてきましたが、平和を願い、祈る象徴として折られるようになったのはそう古いことではありません。
戦争が終わって10年たった昭和30年、原爆症のため広島の少女、佐々木禎子が亡くなり、その悲しみの中で級友たちは原爆で亡くなった子供たちの慰霊碑「原爆の子の像」をつくります。その慰霊碑は、回復を願って折り鶴を折りつづけた禎子をイメージし、大きな折り鶴を頭上に高く掲げた少女の像だったのです。折り鶴が平和祈願の意味をこめて折られるようになったのは、禎子と「原爆の子の像」がきっかけといっていいでしょう。そして、その折り鶴は今、平和運動の波にのって世界で折られるようになりました。
この絵本は、禎子の死と折り鶴が世界に広まっていった過程を、絵と文でわかりやすく描いたものです。作家、画家の平和への祈りが伝わってくる感動の絵本です。
この書籍を作った人
1945年高知県生まれ。広告関係の仕事を経て、絵本や読み物の挿絵の世界に入る。絵本に『おばあちゃんはかぐやひめ』(松田もとこ作 ポプラ社)、『いっぱいのおめでとう』(あまんきみこ作 あかね書房)、『ふくびき』(くすのきしげのり作 小学館)、『モモンガくんとおともだち』(くすのきしげのり作 廣済堂あかつき)など多数。
出版社からの内容紹介
昭和20年8月6日、原子爆弾の光が広島の空をつらぬきました。
戦争への怒りと鎮魂と平和への願いをこめて送る絵本。
世界二十数ヶ国で読み継がれています。
出版社からの内容紹介
戦後から70年。あの戦争は何を残し、私たちに何を伝えようとしているのか。
常に新しい表現方法を試み続ける作家・長谷川集平。
1979年に発表、1982年に単行本化した絵本に、
新たに書き下ろしたあとがきを加えた新装版がついに復刊!
友だちのお父さんが得意げに話してくれた、戦争の話。
怖い、でも思わず聞いてしまう少年さとる。
何気ない日常の中に垣間見れる、異様な空気。
彼の中には、しだい次第に狂気が積もっていく。
ダダッ ダダッ ダダッ
★著者あとがきより★
戦争を美化する巨大な嘘=狂気はぼくらの心に忍び込みます。
さとるがダダッダダッと見えない敵を撃ちながら走る先に明日があり、未来があります。その未来を、今ぼくらは生きています。
※本書は、1982年に理論社より出版された『夏のおわり』を底本に出版するものです。
(c)長谷川集平
この書籍を作った人
1955年兵庫県姫路市で生まれる。1976年第3回創作えほん新人賞受賞作『はせがわくんきらいや』でデビュー。他の作品に『とんぼとりの日々』『トリゴラス』『夏のおわり』『絵本づくりトレーニング』『ホームランを打ったことのない君に』(第12回日本絵本賞受賞)『大きな大きな船』『小さなよっつの雪だるま』『れおくんのへんなかお』『およぐひと』『アイタイ』『あなに』『天使がいっぱい』『むねがちくちく』など、読みもの作品に『見えない絵本』『デビルズドリーム』『泣くなツイ』、さし絵の仕事に『おれがあいつであいつがおれで 』『ピラミッド帽子よ、さようなら』『川とノリオ』『東京石器人戦争』『小さな小さな海』『きみは知らないほうがいい』『ぼくが弟にしたこと』など。他に絵本についての『絵本づくりトレーニング』がある。1991年より長崎県在住。
出版社からの内容紹介
人気2大作家共演! 感動の名作を絵本化
【教科書にも載っている実話を絵本化!】
このお話は……
脚本家、エッセイスト、直木賞作家である
故・向田邦子の作品の中でもとりわけ愛され続ける
名作「字のない葉書」(『眠る盃』所収、1979年講談社)が原作。
戦争中の、向田さん一家のちいさな妹と、
いつも怖いお父さんのエピソードを綴った感動の実話です。
向田邦子さんのちいさな妹・和子さんが主人公。
ぜひお子さまと語り合って欲しい作品です。
【あらすじ】
戦争時代、ちいさな妹が疎開するとき、
お父さんはちいさな妹に、
「元気なときは大きな○を書くように」と、
たくさんのはがきを渡しました。
しかし、大きな○がついたはがきは、
すぐに小さな○になり、やがて×になり・・・。
【直木賞作家2人の夢の共演!】
当代人気作家の角田光代と西加奈子の最強コンビで
美しい絵本によみがえりました。
大の向田ファンで知られる角田光代の渾身の描写と
西加奈子の大胆な構図と色彩をぜひ堪能してください。
【編集担当からのおすすめ情報】
子供たちに伝え継ぎたい、感動の絵本になりました。
絵を担当した西加奈子さんの
作家ならではの構図、伏線をもった構成に
目を奪われてしまいます。
装丁のかわいらしいタンポポは、
この絵本の主人公・ちいさな妹をあらわしているそう。
文を担当した角田光代さんは、
文章を書きながら、
絵を見ながら、
校正をしながら、
そのたびに涙が止まらなかったそうです。
この書籍を作った人
1967年神奈川県生まれ。作家。90年『幸福な遊戯』(角川書店)で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』(幻冬舎)で野間文芸新人賞、05年『対岸の彼女』(文藝春秋)で直木賞、07年『八日目の蝉』(中央公論新社)で中央口論文芸賞を受賞。ほか受賞・著書多数。絵本の翻訳に『ヤコブと七人の悪党』(集英社)、『だいすき。』『ぼくは こころ』(学研)などがある。
この書籍を作った人
1977(昭和52)年、イランのテヘラン生れ。エジプトのカイロ、大阪で育つ。2004(平成16)年に『あおい』でデビュー。2007年に『通天閣』で織田作之助賞、2013年に『ふくわらい』で河合隼雄賞受賞。2015年に『サラバ!』で直木三十五賞受賞。ほか著書に『きいろいゾウ』『漁港の肉子ちゃん』『まく子』『i』、絵本に『きいろいゾウ』『めだまとやぎ』『きみはうみ』など多数。
この書籍を作った人
1929(昭和4)年、東京生れ。実践女子専門学校(現実践女子大学)卒。人気TV番組「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」など数多くの脚本を執筆する。1980年『思い出トランプ』に収録の「花の名前」他2作で直木賞受賞。著書に『父の詫び状』『男どき女どき』など。1981年8月22日、台湾旅行中、飛行機事故で死去。
出版社からの内容紹介
作者の、画家として歩み始める原点を描いた自伝絵本。戦争で故郷を追われ、過酷な暮らしを
していた時期、父親の持ち帰った世界地図が少年だった作者にパン以上のものを与えた。
この書籍を作った人
1935年ポーランド ワルシャワ生まれ。1959年アメリカに渡り、2年間ブルックリンの絵画学校で学ぶ。「空とぶ船と世界一のばか」(岩波書店刊)でコルデコット賞受賞。他に「あめのひ」(福音館書店刊)などの作品がある。東洋の文芸・美術にも造詣が深く、この「よあけ」のモチーフは、唐の詩人宗元の詩「漁翁」によっている。
この書籍を作った人
東京生まれ。出版社勤務を経て、翻訳家・編集となる。JBBY会長、「アフリカ子どもの本プロジェクト」代表。青山学院女子短期大学教授。著書に『エンザロ村のかまど』(福音館書店)、『どうしてアフリカ? どうして図書館?』(あかね書房)など。アフリカ系アメリカ人を主人公にした絵本の翻訳に『ローザ』『わたしには夢がある』『つぼつくりのデイブ』『かあさんをまつふゆ』『むこうがわのあのこ』『川のうた』『リンカーンとダグラス』(以上光村教育図書)、『ひとりひとりのやさしさ』(BL出版)、『きみたちにおくるうた』(明石書店)、『イライジャの天使』(晶文社)、『ふれ、ふれ、あめ!』『ぼくのものがたり あなたのものがたり』(以上岩崎書店)、『じゆうをめざして』(ほるぷ出版)などがある。翻訳で産経児童出版文化賞、日本絵本賞、ゲスナー賞などを受賞している。訳書に『ゆき』『シャーロットのおくりもの』(ともにあすなろ書房)、『くらやみのなかのゆめ』(小学館)、『ひとりひとりのやさしさ』『やくそく』(ともにBL出版)など多数。
出版社からの内容紹介
なぜ人間は戦争を繰り返すのか?
わたしたちは戦争のない未来をつくることができるのか?
雑誌『ニューヨーカー』で活躍した著者が、第二次世界大戦開戦の直前に戦争のない未来を願って描いた名著を、村上春樹の新訳で復刊。
戦争が起こってしまう「今」を生きるわたしたちに託された平和への願い。
大人から子どもまで読める、戦争を考える本。
【内容紹介】
第十二次世界大戦が起きた世界。文明は破壊され、町も都市も、森も林も消え去った。残された人間たちは、ただそのへんに座りこむだけの存在になってしまった。ある日、ひとりの若い娘がたまたま世界に残った最後の花を見つけます。その花をひとりの若い男と一緒に育てはじめます。すると……。
【ニューヨーク・タイムズ紙絶賛!】
「戦争に関する作品のなかで、最もシリアスで、最も皮肉とユーモアを感じる一冊である」
【村上春樹氏による訳者あとがきも収録】
世界では今でも、この現在も、残酷な血なまぐさい戦争が続いています。いっこうに収まる気配はありません。それはあとになったら、当事者の将軍たちでさえ「何のための戦争だったかもう思い出せない」ような戦争であるかもしれません。そんな中で「世界で最後の花」を守るために、多くの人が力を合わせています。この本も、そんなひとつの力になるといいのですが。(「訳者あとがき」より抜粋)
出版社からの内容紹介
「いきものたちはどこへいくのか、バッグがからっぽだとわかったとき、いきるおどろきとよろこびのはながひらいた」
――谷川俊太郎(詩人)
「いろんな報道で「数」としてしか扱われなかった移民・難民の人々が色あざやかな動物に姿を借りて、圧倒的な絶望(黒)のなか、
ささやかな希望を追って歩きだした。こんなにファンタスティックな世界に、こんなに切ないリアリティが感じさせる絵と絵と絵。
ワニやゾウやフラミンゴやウサギの間に身を置くと、世界が裏返ってみえるかもしれない。」
――金原瑞人(翻訳家)
「ページの奥から、まっすぐ語りかけてくる声が聞こえる。言葉がないのに。言葉がないからこそ。」
――岸本佐知子(翻訳家)
仏ソルシエール賞 2021年フィクション部門受賞
カタルーニャ本屋大賞 2021年絵本部門受賞
国際推薦児童図書目録「ホワイト・レイブンズ 2020」選定
全米児童図書評議会「OUTSTANDING INTERNATIONAL BOOKS LIST 2021」選定
木の葉がなくなってしまった黒い夜の森を捨て、旅に出る動物たち。さまざまな脅威に直面しながら国境を越える彼らの旅には、常に死の影がつきまとう――。
世界的な問題となっている「移民」「難民」の現実を、擬人化した動物たちの姿に寄せてイラストのみで描き出したサイレント絵本。
出版社からの内容紹介
両親から3枚の金貨をわたされた姉のトビーは、どんなことがあっても、ぜったいに妹のレイチェルといっしょにいることを約束します。
ナチスは両親を連れ去り、姉妹はアウシュヴィッツ強制収容所に送られます。そこではおそろしい危険が待ち構えていました。友だちといっしょにつらい労働に耐えながらも、希望を胸に生きる日々。ところがある日、レイチェルは病にたおれ、連れていかれてしまいます。トビーは死を覚悟して妹を助けようとしますが……。勇敢な姉妹の感動の実話。
★解説 NPO 法人ホロコースト教育資料センター代表 石岡史子氏
★2020年はアウシュヴィッツが開放されてから75年目を迎えます。
この書籍を作った人
翻訳家・法政大学教授 1954年岡山市生まれ。訳書は児童書、ヤングアダルト小説、一般書、ノンフィクションなど550点以上。訳書にマコーリアン『不思議を売る男』、シアラー『青空のむこう』、グリーン『さよならを待つふたりのために』、ヴォネガット『国のない男』、モーム『月と六ペンス』、クールマン『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』、サリンジャー『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年』など。エッセイ集に『サリンジャーにマティーニを教わった』、日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』など。
みどころ
オリンピックなどの国際イベントは、世界の国々について興味を持ち、理解を深めるチャンスです。
これまでも国際イベントの時期には国旗や地理の絵本がよく購入されるのですが、ロンドンオリンピック開幕に合わせ、満を持してすごい作品が発売になりました。
その名も、『完全版 こっきのえほん』。
とてもシンプルで美しいデザインの表紙。それだけにページを開いた時の国旗の迫力がスゴい!
もともと、25年間にわたって人気のロングセラーの『国旗のえほん』という作品がありますが、その「全世界を網羅した完全バージョン」なのです。
全世界の「すべてのくに」が「すべて平等に大きなサイズで」掲載されています。
そして、大きいサイズのよさは、「国旗に描かれている絵の細かいところまで知ることができる」こと。
旗のデザインの意味、その国の首都、人口、面積、言語、時差、正式な国旗の縦横比、その国の位置、世界地図、日本語と英語の正式国名、国のミニ紹介まで、すべて載っている徹底ぶり。
レイアウトがスッキリしているので、情報が盛りだくさんでも見やすいのが嬉しいですね。
世界の国旗は実に色鮮やかで、面白いデザイン。眺めているだけでも楽しめます。
そして、この本は装丁が凝っていて、質感がとってもいいのです。
情報のため、というより、雑貨のような感覚で手元に置いておきたくなります。
この装丁は、白い布を貼り込んだ“継ぎ表紙”という、とても手間のかかる製本だそうです。
活版で箔押しされた表紙の素材感がとても素敵で、丹精込めて作られた宝物のような本です。
大人から見ても魅力的なこの本、一家に一冊あると様々なシーンで活躍してくれそうですね。
そうそう、もしみなさんが国旗が載っている本をお持ちでしたら、「南スーダン」が載っているか見てみてください。
南スーダンは2011年11月にスーダンから独立した、アフリカで54番目の国。
もちろん、この本には載っていますよ!
この書籍を作った人
(戸田靖 1962年−)東京都武蔵野市生まれ。有限会社戸田デザイン研究室 代表取締役。とだこうしろうの次男。雑誌編集、広告制作などの仕事を経て現在の仕事へ。書籍の編集・デザイン、木工品などの制作はもちろん、展示会などの空間デザインからフェアパネル・POPまで、戸田デザイン研究室の制作物すべてを手がける。クールな装丁と大胆な編集が話題を呼んだ『完全版・国旗のえほん』、美しさにこだわり木工職人と作った『あいうえおつみき』、新しいコンセプトの『Baby book』など、子どもや出版のジャンルを超えたユニークなモノ作りを行なっている。
出版社からの内容紹介
今、地球上で起きているさまざまな問題を考える「プラネット・シリーズ」の最新作。日本に住む私たちは、戦後80年近く幸いにも戦争をすることなく過ごしてきました。しかし、世界では絶えず戦争が引き起こされています。なぜ戦争が起きてしまうのか? 戦争や紛争の背景にある原因を解き明かし、解決困難に見えた紛争でさえ平和が達成された事例を調べ、もっと平和な世界をつくるために私たちができることを考える絵本です。
出版社からの内容紹介
賢治がのこした一冊の手帖。
そのなかにあった言葉が、
多くの人々の心をゆさぶりつづけている。
闘病生活のさなかに賢治が書きとめられたその言葉は、
作品として書かれたものではなく、
賢治の「祈り」そのものだった・・・・・・。
※巻末に賢治の弟、清六の孫、宮沢和樹氏のエッセイ、
「雨ニモマケズ」手帖の画像を掲載。
▼「宮沢賢治の絵本」シリーズ
この書籍を作った人
1896年岩手県花巻市に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業。十代の頃から短歌を書き始め、その後、農業研究家、農村指導者として活動しつつ文芸の道を志ざし、詩・童話へとその領域を広げながら創作を続けた。生前に刊行された詩集に『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』がある。彼の作品の殆どは没後に高く評価され多数の作品が刊行された。また、何度も全集が刊行された。1933年に37歳で病没。主な作品に『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』『ポラーノの広場』『注文の多い料理店』『どんぐりと山猫』『よだかの星』『雪渡り』『やまなし』『セロひきのゴーシュ』他多数。
この書籍を作った人
1922年、東京生まれ。女子美術大学名誉教授。洋画家の父を持ち、東京大学で美術史を学ぶが、戦争で勉学が中断され、戦後、父の郷里である岡山県の倉敷にある大原美術館に勤務。そこで民藝運動を牽引する柳宗悦らと親交を持つようになった。その後、芹沢_介に師事し、型染めを手がける。布への型染めの他、さまざまな版画やガラス絵などの作品にも挑戦し、絵本やポスターの制作、装丁やイラストレーションなど幅広いジャンルで活躍。1958年に型染め壁紙がベルギーのブリュッセル万国博覧会で銅賞、1990年に第1回〈宮沢賢治賞〉を受賞。国内にとどまらず、2008年よりパリで個展を開催。2015年にフランス国立ギメ東洋美術館に多くの作品が収蔵された。絵本『魔法のことば』(エスキモーのことば 金関寿夫/訳 クラフトスペースわ)で1996年に〈子どもの宇宙国際図書賞〉を受賞。(同書は、2000年に福音館書店版が刊行された)『せんねんまんねん』(まど・みちお/詩 理論社)で2009年に〈産経児童出版文化賞美術賞〉を受賞。そのほかの絵本作品に『トコとグーグーとキキ』(村山亜土/作)『つきよのおんがくかい』(山下洋輔/作)『そしたら そしたら』(以上、福音館書店)、『雉女房』(村山亜土/作 文化出版局)、『ぜつぼうの濁点』(原田宗典/昨 教育画劇)など、多数。
文:竹原 雅子 編集:木村 春子