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2023年12月 新刊&おすすめ絵本

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絵本紹介

2023.12.11

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まだ間に合う! クリスマスに贈りたい絵本(2023年12月 新刊&おすすめ絵本)

目次

さあ、クリスマス準備もラストスパート! サンタさんにお願いするプレゼントは、もう決まりましたか? おもちゃももちろんいいけれど、クリスマスならではの特別なメッセージが込められた絵本を、こっそり添えてみるのはいかがでしょう。

キリストの降誕祭というクリスマスの由来を伝えたいなら『クリスマスおめでとう』。世界で読み継がれてきた名作に触れてほしいなら、それぞれお好みの『くるみわり人形』『くるみわりにんぎょう』を。誰かを思いやる温かい気持ちに包まれる『ゆきのひのおくりもの』や『ちいさいフクロウとクリスマスツリー』。感性を磨くなら『ZOOM』や特別な装丁の絵本を。

クリスマスのムードをまとった絵本は、不思議と本棚でも存在感を放ちます。特別な日に、大好きな人から贈られた絵本というだけで、これからずっと長く愛していける一冊になるはず。絵本が宝物になっていくのを、一緒に見届けましょう。

今日は、イエス・キリストの生誕をお祝いする日。クリスマスの由来について、やさしく教えてくれる絵本『クリスマスおめでとう』

  • クリスマスおめでとう

    出版社からの内容紹介

    クリスマスの本当の意味を伝えたい、という作者の思いから生まれた絵本。クリスマスってどうしてお祝いするの?という子どもたちの問いに答えつつ、イエス様だけでなく、望まれて生まれてきたことの幸せを感じさせる絵本。

クリスマス時期に読みたいバレエの名作が、いもとようこさんによる世界名作絵本に登場。繊細で温かい絵と読む『くるみわり人形』

  • くるみわり人形

    出版社からの内容紹介

    クララの元にやってきたくるみわり人形。その正体は、お菓子の国の王子様でした。クリスマスに読みたい、バレエ名作の原作を絵本で。

    ●あなたへ……
    くるみわり人形を、じっさいに
    みたことがありませんでした。
    そこでこんかい、くるみわり人形を
    6こもかってしまいました。
    おもちゃのくるみわり人形ですけどね。

    せなかのレバーをあげると、
    人形のくちが、おおきくひらきます。
    くるみをいれて、レバーをおろすと
    くちがとじ、くるみがパカッと
    われるしくみです。(いもとようこ)

この書籍を作った人

いもと ようこ

いもと ようこ (いもとようこ)

兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学卒業後、教員生活を経て絵本の世界に入り、独自のはり絵の手法を用いて、繊細で心温まる世界を展開している。『ねこのえほん』(講談社)『そばのはながさいたひ』(佼成出版社)で2年連続でボローニャ国際児童図書展エルバ賞受賞。『いもとようこ うたの絵本T』(講談社)で同グラフィック賞受賞。

「いもとようこ 世界の名作えほん」シリーズ

英国の人気絵本画家の絵と詩人の訳で楽しむ『くるみわりにんぎょう』。クリスマスにぴったりの、華やかで上品な世界観に酔いしれて

  • くるみわりにんぎょう

    出版社からの内容紹介

    雪のクリスマスイブ。クララは名付け親から、くるみわり人形をもらいました。
    その晩、真夜中に目をさますと、人形がねずみの兵隊におそわれています。
    クララがどうにかねずみをやっつけると、人形は呪いがとけて、
    王子様の姿になりました。
    そしてお礼にクララをお菓子の城に招待してくれて…? 

    バレエで知られる物語に、英国で人気の絵本画家が絵をつけました。
    美しいクリスマスの物語を、詩人・蜂飼耳の訳でお楽しみください。

この書籍を作った人

蜂飼 耳

蜂飼 耳 (はちかいみみ)

詩人・作家。1974年、神奈川県生まれ。詩を中心に、小説、エッセイ、児童文学など、さまざまなジャンルで活躍。2000年、詩集『いまにもうるおっていく陣地』(紫陽社)で第5回中原中也賞、2006年、詩集『食うものは食われる夜』(思潮社)で第56回芸術選奨新人賞受賞。主な著書に、詩集『隠す葉』(思潮社)、エッセイ『孔雀の羽の目がみてる』、『空を引き寄せる石』(ともに白泉社)、『秘密のおこない』(毎日新聞社)、小説『紅水晶』(講談社)、『転身』(集英社)、絵本『ひとりぐらしののぞみさん』(絵・大野八生/径書房)、「イソップえほん」全5巻(岩崎書店)、童話『のろのろひつじとせかせかひつじ』(絵・ミヤハラヨウコ/理論社)などがある。

NYにあるロックフェラー・センターのクリスマスツリーで見つかった一羽のフクロウ。感動の実話を元にした絵本『ちいさいフクロウとクリスマスツリー』

  • ちいさいフクロウとクリスマスツリー

    みどころ

    たった一羽、大きな木の穴の中で静かに暮らすちいさいフクロウ。ある日、全てが変わる出来事が起こります。暮らしていた大木が、人間の手によって切り倒されてしまったのです。木はトラックに乗せられ、どこかへ運ばれて行きました。木の穴に小さなフクロウを入れたまま……。

    ちいさいフクロウは初めて聞く音ばかり。一体なにが起こったのかさっぱりわかりません。木にかぶせてあったシートが取り外されると、そこには人間の顔が。男の人はその小さなフクロウの存在を知ると、そっと手のひらに乗せました。

    このおはなしは、2020年、ニューヨークで起こった、本当のことです。ちいさいフクロウが住んでいた大きな木は、ニューヨークのクリスマスシンボルであるロックフェラー・センターに飾られるクリスマスツリーになりました。この木にちいさいフクロウが見つかったことはニュースになり、世界中の人がこのフクロウの回復を見守ることとなります。

    伝記や実際にあったことに基づいた絵本を数多く手がけるジョナ・ウィンターとジャネット・ウィンター。ふたりは親子であり、『この計画はひみつです』(すずき出版)などの共著もあります。今回の絵本も、ニュースに感動して共同で作られたそうです。巻末の作者によるあとがきも合わせて読むと、物語の背景を知ることができて、より感動が増すことでしょう。

この書籍を作った人

福本 友美子

福本 友美子 (ふくもとゆみこ)

公共図書館勤務を経て、現在は児童書の研究、翻訳をしている。訳書に、『としょかんライオン』(岩崎書店)、『ないしょのおともだち』(ほるぷ出版)、『いっしょにおつかい』(岩波書店)、『いもうとガイドブック』(少年写真新聞社)、「ちいさなエリオット」シリーズ(マイクロマガジン社)など、多数。

一本のにんじんが、こうさぎから仔馬へ、仔馬から羊へ、そして……。誰かを思いやる温かさに包まれる『ゆきのひのおくりもの』

  • ゆきのひのおくりもの

    みどころ

    雪がしんしんふっています。森も野原もまっしろ。
    おなかがすいたこうさぎは、外に食べ物を探しに出かけます。
    雪にうもれた人参を2本見つけたこうさぎは、1本を「カリッ カリッ カリッ」と食べ終えておなかいっぱいになった後、かんがえました。
    「こうさむくって、ゆきもふってちゃ、こうまくんは きっとたべものがなくて こまっているよ。このにんじんをとどけてあげよう!」
    まっかな、大きい人参を抱えたこうさぎは、子馬の家へ急ぎます。
    ところが子馬は留守でした。こうさぎは、人参をそっと置いて、帰っていきました。
    そこへ帰ってきた子馬は、にんじんを見つけて、こうさぎくんがきっと持ってきてくれたのだとわかりました。
    子馬はちょうど雪のなかで、かぶを見つけて食べたばかり。そこで…
    「こうさむくって、ゆきもふってちゃ、ひつじさんは きっとたべものがなくて こまっているよ。このにんじんをとどけてあげよう!」

    1本のにんじんが、こうさぎから子馬へ。子馬からひつじへ。ひつじから子鹿へ。そしてぐるっとまわって、また、こうさぎへ。
    友だちへの思いやりの気持ちがめぐりめぐっていく、やさしさにあふれた絵本です。

    『ゆきのひのおくりもの』は、フランスで50年以上読み継がれてきた、「ペール・カストール」シリーズの代表作です。
    まだ子どもの本がほとんど存在していなかった時代に、子どもたちのために文章・絵ともに最高に質のいいものをと試み、フランスで実践的に創作された「ペール・カストール」シリーズは、世界の国々に影響を与えました。
    本書はゲルダ・ミューラーの絵で、やさしい目の動物たちがいきいきと描かれます。

    「みんななかよし、ああ、ともだちっていいなあ!」
    最後の言葉が、こうさぎの巣穴の家のなかで、あたたかく響きます。
    にんじん、かぶ、あかキャベツ…。みずみずしい野菜を雪の中でおいしそうにあじわう動物たちの姿も、愛らしく印象的な絵本です。

この書籍を作った人

ゲルダ・ミューラー

ゲルダ・ミューラー (げるだみゅーらー)

1926年、オランダ生まれ。アムステルダムのデザイン学校を卒業後、ロジャンコフスキーに憧れ、パリに移る。20代から現在に至るまで、精力的に絵を描きつづけている。おもな作品に『ソフィーのやさいばたけ』(BL出版)、『3びきのくま』(評論社)など。

この書籍を作った人

ふしみ みさを

ふしみ みさを (ふしみみさを)

1970年、埼玉県生まれ。フランス語、英語の児童書を翻訳しながら、ときどきエッセイも書く。主な翻訳に『トラの じゅうたんに なりたかったトラ』(岩波書店)、『どうぶつに ふくを きせては いけません』(朔北社)、『うんちっち』(あすなろ書房)、『わにの なみだは うそなき なみだ』、『ふるい せんろの かたすみで』(ともにロクリン社)など。海外作家との交流も多く、「日本の神話えほん」シリーズ(岩ア書店)では文を担当し、フランスの画家ポール・コックスと共同制作をした。登山と温泉が好き。

「クリスマス劇場を開こう!」と準備をするゆきうさぎのビートくん。銀の箔押しがキラキラ輝く絵にうっとり。『ゆきうさぎの クリスマスげきじょう クリスマスの ちいさな おはなし』

  • ゆきうさぎの クリスマスげきじょう クリスマスの ちいさな おはなし

    みどころ

    ゆきうさぎのピートくんは、ともだちのねずみさん、こぎつねさん、こぐまくんと一緒に、森の奥に住んでいます。明日はクリスマスという雪の朝のこと、ピートくんは素敵なことを思いつきました。

    「クリスマスげきじょうを ひらこうよ!」

    森中の仲間たちを集めて、みんなに見てもらいたいと考えたピートくん。早速準備に取り掛かります。みんなで舞台を作っていると、「詩を作ってみたい」「ダンスをしたい」「てじなをしたい」と次々アイディアが出てくる友だちたち。ピートくんはそれぞれにアドバイスをし、準備を手伝ってあげました。

    ところが、「さあ、あとはぼくが舞台で何をしたらいいか考えるだけだ」とピートくんが思った途端、なんと開園時間になってしまって……。

    世界中で翻訳されている大人気絵本「クリスマスのちいさなおはなし」シリーズ待望の最新作。全ページにキラキラの箔押しがほどこされ、ページをめくるたびにワクワクしたうれしい気持ちになります。今回は素敵な友情にほっと心が温かくなる優しいおはなし。きっとピートくんたちと一緒に「クリスマス おめでとう、みなさん!」と叫びたくなることでしょう。

「クリスマスの ちいさな おはなし」シリーズ

シリーズ30周年を記念した特製トランクが特別感あふれる『ポケット版チャレンジミッケ! サンタクロースおでかけセット特装版』。数量限定発売

  • ポケット版チャレンジミッケ! サンタクロースおでかけセット特装版

    出版社からの内容紹介

    シリーズ刊行30周年を記念して限定発売!

    「ミッケ!」シリーズ30周年を記念して特製おでかけトランクと『ポケット版チャレンジミッケ!4サンタクロース』をセットに限定数発売いたします!

    おでかけトランクは「ミッケ!」の美しい写真が全面にプリントされたスペシャルなものです。

    トランクのサイズは、横194ミリ×縦153ミリ×奥行き87ミリで、ブリキ缶製になります。
    「ポケット版チャレンジミッケ!」が9冊入ります。
    今後続刊される「ポケット版チャレンジミッケ!」を入れても楽しいですね。

    絵本は、『ポケット版チャレンジミッケ!4サンタクロース』。
    シリーズ累計956万部の大ベストセラーシリーズの中でも、人気の高いクリスマスをテーマにした絵本です。ポケット版になって、難易度も倍増、楽しさも倍増しています。



    【編集担当からのおすすめ情報】
    30周年を記念して作成した缶製の「おでかけトランク」は、今しか手に入らない数量限定販売です。

「ミッケ!」シリーズ

目の前の鶏から宇宙へ飛躍する視点が快感! 前から読んでズームイン、後ろから読んでズームアウトすれば楽しさ2倍『ZOOM』

  • ZOOM

    出版社からの内容紹介

    ハンガリーの絵本作家バンニャイがアニメーションのズーム・イン、ズーム・アウトの技法を絵本に持ち込んだ不思議な世界。鶏のトサカを見る視点が家から牧場、牧場からさらに広がり続けて、最後は地球さえ点となってしまうまでズーム・アウトする自由なまなざしの冒険。谷川俊太郎さんが本書のための書き下ろした詩作品・推薦文付き。
    ――わずか31の画面で捉えられた限りない世界の豊かさの面白さ、詩のようだ、音楽のようだ(谷川俊太郎/推薦文より)。

【動画公開中】冬をあたたかく過ごす一冊 絵本・児童書

文:栗田奈緒子 編集:木村春子

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