のりもの好きな子大集合!
絵本紹介
2025.01.16
本格的な冬がやってきました。子どもは風の子、元気な子。寒さなんてなんのその、お外で駆け回る子どもたちですが、風吹き荒ぶ日、風邪ぎみの日、泣く泣く家で過ごす一日も増える季節。穏やかにおうち遊びを楽しんでくれればほっとできるのですが……そうはいかないお年頃の0・1・2歳。
今月は冬のおうち遊びにぴったり、体や頭をほどよく動かす赤ちゃん向け絵本をピックアップしました。 わんわんを呼ぶと、いない、いない……『わんわん ばあ!』。「わんわん」が言えるようになった子におすすめ、一緒に呼びかけて遊んでください。小さな車がバスさんに「おんぶして」、バスさんは「いーいーよ」。『おんぶーぶー』を読んだら迷わずおんぶしてほしくなる、おんぶしたくなる! 左手でいちごをぱくぱくぱっくん、右手でたいこをとんとこどーん。イラストとことばのガイドにそって感覚的に左と右を覚えられる『ひだり みぎ』は、赤ちゃんひとりでも繰り返し楽しめる一冊です。
感染症の流行などママ・パパにとっては心配も尽きないシーズンですが、楽しい絵本とたっぷりの遊びで、元気に笑顔で乗り切ってくださいね!
出版社からの内容紹介
「わんわん」と言えるようになったお子様に!
あっ、わんわん! おーい わんわーん! こっち おいでー! あっ きた! きた! あれ? わんわん どこ いった? いない いない! 「ばあ!」
みんな大好き「いない いない ばあ!」のわんわん版。
愛らしいわんわんの登場に、くり返しページをめくりたくなる1冊!
この書籍を作った人
堺市に生まれる。嵯峨美術短期大学洋画科卒業。テキスタイルなどのデザイナーをへて、インターナショナルアカデミー絵本教室に学ぶ。作品には、『あっちゃんあがつく』(原案・みねよう)『しりとりしましょ!』『おしゃべりさん』『おかしなおかしなおかしのはなし』『へんてこかぞえうた 1ちゃんいちにち』『どっきりかぞえうた ちょっぴりこわいぞ』(うた・高木あきこ)『きしわだのだんじりまつり』(作・なかむらしょうこ)『たべものかるた』(原案・みねよう)─以上リーブル 『ぎゅうって』『よーい よーい よい』『あぶくたった』『おべんとうばこのうた』─以上ひさかたチャイルド『たこやきようちえん』(ポプラ社)『べべべんべんとう』(教育画劇)『おいしい おと なぁに?』(あかね書房)『まほうのでんしレンジ』(原案・たかおかまりこ ひかりのくに)『てんとうむしのはじめてのレストラン』(アリス館)『まんまるおつきさん』(作・ねじめ正一 偕成社)『おはなし だいどころ』『おはなし きょうしつ』(以上PHP研究所)『十二支のかぞえうた』(佼成出版)『子どもと楽しむ行事とあそびのえほん』(産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞 のら書店)など多数。
出版社からの内容紹介
おんぶーぶー。ちいさなくるまがバスさんに「おんぶして」。
バスさんは「いーいーよ」。
そしたら……?
つぎからつぎへといろんなのりものがやってきて、みーんなおんぶ!
さいごにはダイナミックなしかけつき。
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のりもの×スキンシップのあかちゃん絵本
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\ おんぶって うれしいね /
子どもたちをだっこしたり、
絵本のなかののりものたちみたいにおんぶしたりしながら、
みんなでいっしょに「おんぶーぶー!」。
●作者のことば/矢野アケミ
おんぶーぶー。「おんぶ」にのりもののオノマトペをくっつけてみたら、あら楽しい! そんなことば遊びから生まれた絵本です。
日々、子どもをおんぶしているお母さんお父さんたちのことも、たまにはおんぶしてあげたいという気持ちで、まるごとみーんなをおんぶしてくれるのりものも登場させました。そうしておしまいには、大きな背中の上で安心して元の場所に帰れますように、という思いも込めています。
子どもたちをだっこしながら、もしくは、おんぶしながら、いっしょに声を出して楽しんでもらえたらうれしいです。
この書籍を作った人
1973年、愛知県生まれ。幼稚園の頃の夢は、絵本をつくって売る人。子どもの本専門店「メリーゴーランド」(三重県四日市市)主宰の絵本塾に参加。『どうぶつドドド』(鈴木出版)で第22回日本絵本賞読者賞を受賞。その他作品に『ジェリーのあーな あーな』『ジェリーのながーい ながーい』『ジェリーのこーろ ころん』『バナナおいしくなーれ』『みかんおいしくなーれ』(大日本図書)、『ぐるぐるカレー』『ぐるぐるせんたく』『ぐるぐるジュース』『ぺったんこぺったんこ』(アリス館)、『わっかが8ぽんスポン!』(PHP研究所)、『ギョギョギョつり』(鈴木出版)、『ばんそうこう くださいな』(WAVE出版)などがある。
出版社からの内容紹介
ひだりてと みぎてを ほんのうえに のせて、さあはじまるよ!
ひだりてで いちごを つまんで ぱく ぱく ぱっくん
みぎてで たいこを とん とこ どーん
じょうずに できたら さいごには ママといっしょに……?
遊びながら「ひだり・みぎ」が自然と身に付く、楽しいファーストブック!
<「ひだり」「みぎ」のおぼえかた>
ひだりとみぎの覚え方の一つとして、タイトルのような図案でひらがなの「ひだり」「みぎ」の特徴で覚える方法もおすすめです。「ひだり」の「り」は最後が左側に向き、「みぎ」の「ぎ」は最後が右側を向いています。ひだり、みぎを思いだす時に、頭の中でひらがなを書いてみるとよいでしょう。
本書は、遊びながら自然と楽しく「ひだり」「みぎ」が身につく絵本です。
■概要■
未就学児のうちから、「左右」を覚えるのは意外と難しいもの。小さい頃から、楽しい体験として遊びの中で自然と身についてくれたら、それは大きな自信につながることでしょう。『ひだり みぎ』は、そんな願いを込めて生まれました。小さい頃には、親子で一緒に遊びながら。ひらがなが読めるようになったら、自分で試しながら。大きくなったら、タイトル図案を思い出してもらえたら。「左右」に親しみながら、一生の財産となる知育絵本です。
■ママたちからも大反響!■
「ひだり」「みぎ」といいながら手をのせています。本のタイトルも覚えて、「ひだり みぎ よむー」と毎日何度も一緒に読んでいます。(2歳の女の子のママ)●意識して右手、左手を使わせることで、子どもが無理なく楽しみながら左右の概念を覚えられて、画期的です!!(2歳の男の子のママ)●ほっぺたのところでは、自分のほっぺを右手でぷにぷに。楽しい体験型でとても良い絵本!(3歳の女の子のママ)●まだ左右はよく分かっていませんが、楽しいようで何回もやっています。親子でいっしょにやると楽しさ倍増!(1歳の男の子のママ)
この書籍を作った人
1974年、東京生まれ。二人の娘の父。絵本作家・デザイナー。絵本に『れいぞうこ』(偕成社)、『いろいろ ばあ』(えほんの社)、『みず ちゃぽん』(童心社)、『どじにんじゃ』(講談社)、『おおごえずかん』(コクヨS&T)、『ころころぽーん』(ほるぷ出版)など多数。挿画に「パーシー・ジャクソン」シリーズ(ほるぷ出版)、「モーキー・ジョー」シリーズ(フレーベル館)など。くもん出版からは、「えほんとあそぼ」シリーズのほかに『ぴーかーぶー!』『カチン コチン!』(絵・小林ゆき子)の2冊がある。
出版社からの内容紹介
おるすばんのうーたんは、まずおもちゃをぜんぶ出して……
おうちの中は、さあたいへん!
ちいさなオランウータン「うーたん」の、どきどき、はらはらのおるすばん。
この書籍を作った人
東京都生まれ。大学で経済学を学んだ後、4年間の会社勤めを経て、絵本の制作を始める。世界的編集人、マイケル・ノイゲバウアーが見出し、「ぼくはカメレオン」で世界7カ国語同時デビュー。『5ひきのすてきなねずみ ひっこしだいさくせん』で2011年日本絵本賞を受賞。作品に、『ぼくはカメレオン』(グランまま社)、『すずめくんどこでごはんたべるの?』(福音館書店)、『くんくん、いいにおい』(グランまま社)、『ポレポレやまのぼり』『どうぶつどんどん』(大日本図書)、『はなびのひ』(佼成出版社)、『ぼくうまれるよ』(アリス館)などがある。神奈川県在住。
出版社からの内容紹介
遊びながら学習の土台をつくる、認知力トレーニング教材!
コグトレとは、児童精神科医である宮口幸治先生が、認知能力が弱い少年が少年院に大勢いる実態を知ったことをきっかけに開発したトレーニング教材です。認知能力を鍛えることで、学習に必要な「数える」「覚える」「写す」「見つける」「想像する」力を育むことができます。本書では、1さいの間にできるようになりたい「かたち」を認識する力、「どうさ」を理解する力、「なまえ」を覚える力を鍛えます。お子さんと楽しみながら、何度も遊べるアクティブ絵本です。
この書籍を作った人
医学博士、児童精神科医(子どものこころ専門医)、日本精神神経学会専門医、臨床心理士、公認心理師。立命館大学産業社会学部・大学院人間科学研究科教授。京都大学工学部卒業、建設コンサルタント会社勤務ののち、神戸大学医学部医学科卒業。神戸大学医学部附属病院精神神経科、大阪府立精神医療センター、法務省宮川医療少年院、交野女子学院医務課長などを経て、2016年より立命館大学教授。児童精神科医として、困っている子どもたちを教育・医療・心理・福祉の観点で支援する「日本COG-TR学会」を主宰し、全国で教員向けに研修を行なっている。おもな著書に、50万部を超えた『ケーキの切れない非行少年たち』(新潮社)のほか、『1日5分!教室で使えるコグトレ 困っている子どもを支援する認知トレーニング122』(東洋館出版社)など多数。
出版社からの内容紹介
ゲンガーと一緒にかくれんぼ!
ポケットモンスター公式ベビーブランド「モンポケ」の0・1・2歳向け絵本シリーズ第2弾です。
指で仕掛けを動かして、町のあちこちに隠れるゲンガーやピカチュウを探し出しましょう! シリーズを手がけるのは、乳幼児の研究を行っている東京大学・開一夫教授です。第1弾『ぴかぴか とことこ』と同様に、この本にも赤ちゃんたちが反応しやすい工夫を散りばめています。体を使って楽しく遊べる知育絵本です。
【編集担当からのおすすめ情報】
カラフルな箱をひらくと、中にいたのは……ゲンガーだ!指で動かせる仕掛けが絵本のあちこちに付いており、上下左右に動かすとポケモンたちが現れます。最後のページには、夜空の中で星が瞬く不思議な仕掛けもついています。
みどころ
どこまでもシンプルな「あいうえお」の絵本です。
ページの左側には、スカイブルーの背景。その上に緑の額に縁どられた絵画のような「あし」のイラスト。
ページの右側には、作者オリジナルの書体で書かれたやさしい「あ」の文字。その下には鉛筆に似た書体で「あ」の書き順も載っています。
「あ」から「を」までの全46文字。まだ文字の読めないあかちゃんから、文字に興味を持ちはじめた小さなお子さん、はじめて文字を書こうとする子ども、そして、長い年月を過ごしてこられたご年配の方まで。
出会った年齢によって、違った新しさ、発見があるのではないでしょうか。
パラパラとページをめくってみるのも楽しいですし、お気に入りの文字をジーっと見つめ続けるのも面白い。
「て」のページで「手」の絵に自分の手を重ねる子もいれば、「せ」の「セミ」をつかまえる子や「い」の「犬」をなでる子、
文字に指を添えて、なぞる真似をする子もいるでしょう。
シンプルであるからこそ、楽しみ方は読者にゆだねられている……そう感じる作品です。
本作は、作者・戸田幸四郎さんの絵本デビュー作であり、出版社・戸田デザイン研究室の誕生のきっかけとなった作品でもあります。
これからも長く子どもたちのそばにずっとあり続ける、はじめての、やさしい、とてもシンプルな「あいうえお」の絵本です。
この書籍を作った人
(戸田幸四郎 1931年−2011年)山形県尾花沢市生まれ。都市計画から店舗デザイン、グラフィックまであらゆるデザインを仕事とする。51歳の時、デザイナーから絵本作家に転向。80歳で亡くなるまで42作品を発表。そのどれもがロングセラーとなる。絵はもちろん、ひらがなまで全てをデザインした『あいうえおえほん』は累計100万部を超え、日本の知育絵本の草分けと評されている。他にも宮沢賢治・太宰治などの文に重厚な絵を描いた名作絵本集や環境をテーマにした創作絵本集など出版。静岡県熱海市には自身が建築デザインから手がけた戸田幸四郎絵本美術館がある。
文/竹原雅子
編集/木村春子