青い丘学園から帰ってきたメイゾンは、幼なじみのマーガレットと再会する。一歩一歩大人になっていく少女たちを力強く描いた作品。
シリーズ三作目は、前作までのまとめではなく、微妙な心の葛藤を感じました。
再会を単純に喜び会えないかつての親友は、離れて暮らしていた期間にあったことや、それぞれの成長が壁を作ってしまいました。
メイゾンは、生まれて初めて会う自分の父親に、心を整理することができません。
何だか切ない物語でした。
ジャクリーン・ウッドソン自身の経験したことに基づいているということと、彼女の絵本とつながる元風景のように思います。
繊細な語りに心打たれます。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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