![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
森の中で暮らす双子のリス、ポッタとポッテ。 あら、あかりがきれてる。 ポッタとポッテは、お母さんから銀貨を一枚わたされて、街にあるランプやさんで「あかり」を買ってくるようお使いを頼まれます。ふたりだけのはじめてのお使いです。街へいくと、双子は真っ先にランプやさんに向かいました。 ところが、店番のキリンさんからランプやさんも「あかり」きらしていることを知らされます。そこへ店の奥から、大きな白い袋をひきずった黒い帽子に黒いコートの怪しげな風貌をした店主のモグラさんが現れて、これから「ランプのあかりをとりにいく」というのです。 「ランプのあかり」って何処かにとりにいくものなの?
ポッタとポッテは驚いて、こっそりとこの不思議なモグラさんの後を付いていくのですが・・・。モグラさんは、牛乳やさんに立ち寄りチーズと牛乳で腹ごしらえをした後、お菓子屋さんで大量のコンペイトウを袋いっぱいにつめてもらうと、恐ろしい闇が広がる「おばけもり」に入っていったのです!さぁ、一体モグラさんはどうやって「ランプのあかり」をとるのでしょうか。コンペイトウは何のために?その秘密は?
まるで上質なアニメーションをみているようなイラストが印象的なさとうまりこさんの絵本。 動物たちが仲良く暮らす夜の街に、街灯のランプが一つずつ灯されていく場面は、その「あかり」の温もりが心地よく心もぽっと「あかり」を灯されていくよう。「おばけもり」に足を踏み入れてしまったポッタとポッテが「あかり」をどうやって手に入れたのかは絵本を読んでのお楽しみくださいね。
(富田直美 絵本ナビ編集部)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
ふたごのポッタとポッテは、“ランプのあかり”をさがして、深い森のおくへ…。どこにあるとも知れない不思議な世界を、リスのふたごが冒険します。こころにあたたかな灯がともるファンタジー。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
ランプの「油」ではなく、「あかり」を買うってどういうこと?と、疑問に思いながら読みましたが、どんどんお話に引き込まれました。
幻想的なストーリーも素敵ですが、絵がとても楽しめました。
とくに町の様子が詳しく描かれていて、本文の町並みと後ろの見返しの絵のお店の並びが、ぴったり重なります。
それに気付いた時、本の中の町を歩いているような気持ちになりました。
そして見返しの絵で、どの道がおばけ森に続くのかわかりました。
日中、町で演奏していたストリートミュージシャンが、夜は、あるお店に立ち寄っているのも見つけましたよ。 (みいのさん 60代・その他の方 )
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