著者・かこさとしが「今だからこそ読んでほしい」と話す、むかしばなしシリーズ。 <かこさとし むかしばなしの本> 全5巻が復刊決定!
2014年、88歳の今も次々と新作を発表しているかこさとし先生。 いつも子どもの心に寄り添っている先生の作品は、親子代々にわたり長く愛されています。
この<かこさとし むかしばなしの本>シリーズは、面白いむかしばなしの中に、「いわれのない不当な苦しさを強いられ、辛さの底に落とされた時、どうすれば良いか。どう考え、行動しなければならないか」を私たちに問いかける問題作です。
復刊第3弾は、『かいぞくがぼがぼまる』。 むかしむかしのお話。海賊「がぼがぼまる」は子分を引きつれ、海や島で極悪非道のかぎりをつくしていました。そんなある日、「がぼがぼまる」の前に、海から不思議な少年が現れます。それは、かつて「がぼがぼまる」によって海に投げ捨てられた赤ん坊が、立派に成長した姿だったのです。自分を育ててくれた海の仲間に助けられ、少年は「がぼがぼまる」の海賊船に立ち向かいます!!
子ども社会も、生きにくくなっている今だからこそ、ぜひ、親子で読んで欲しいシリーズです。このシリーズを読んで「負けない心」を育んでください。
※本書は、1978年・童心社刊「かいぞく がぼがぼまる」を底本に復刊するものです。
みなみの広い海をわがものがおに暴れ周り、あっちの海を待ち伏せしては荷物を奪ったり、こっちの海の船を追いかけては沈めたり、散々悪いことをしてきた、がぼがぼまるたちの海賊の最後が
描かれてました。5年前に海に捨てられた赤ん坊は、海の友達に助けられて海賊たちをやっつけたお話でしたが、当然の報いだと思いました。とても賑やかな絵に惹かれました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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