真夜中に人知れずこわい夢を食べてくれる動物、ばくさん。 そんなばくさんの活躍を描いた絵本『だれもしらないばくさんのよる』の 第2弾が登場です。 今夜も「こわいゆめほうちき」が鳴り、お仕事に出かけた、ばくさん。 羊さんの夢を食べた後、1軒の気になる家を見つけます。 フガッ フゴゴゴゴー ブヒッブヒッ ブキャ。 いびきの先には、こぶたのぶーちゃんがとても怒っている夢をみていました。
いとこのぷぷちゃんが遊びに来ていて、 ママがぷぷちゃんのことばかり褒めることに怒っているぶーちゃん。 「ママは ぼくより ぷぷちゃんのほうが すきなんだ」と ぷんぷんぷんぷん。 ポッポッポッポッ。 次第に夢の中にもやもやがいっぱいになって、 ばくさんは夢から追い出されてしまいました。 それでも、まだ怒っているぶーちゃん。 怖い夢しか食べることのできないばくさんは、 ぶーちゃんのもやもやを解消できるのでしょうか…。
ぶーちゃんのもやもやは、小さい子のいるご家庭では一度は体験したことのある 年上の子の悩みそのもの。 我が子をぎゅっと抱きしめてあげたくなる一冊です。
(木村春子 絵本ナビライター)
バクさんはみんなが寝静まった頃に起きてきます。だから誰もバクさんを知りません。バクさんはどんなこわいゆめでも食べちゃうことができるのです。こわいゆめを食べた帰り道、一軒の家からふしぎな音が聴こえてきます。そこにはママに怒っているゆめを見ているぶーちゃんがいました。バクさんは早速ゆめの中にはいってリュックの中から色々な物を取り出してぶーちゃんを落ち着かせますが、ぶーちゃんの怒りはおさまりません。いつのまにかゆめからもどったバクさんは…。
バクさんが怖い夢を食べてくれるお話です。バクさんが出てくる本ってめずらしいのではないでしょうか。
バクさんの活躍を見たかったけど、後半はすべてぶたさんのお話でした。ぶたさんの怒りは、上の子あるあるだと思います。うちにも姉弟がいるので、気を付けなければと思いました。 (じっこさん 30代・ママ 女の子5歳、男の子1歳)
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