生きているって素晴らしい!!
地球上には、われわれヒトをふくめて5000種をこえる哺乳類((おっぱいで赤ちゃんを育てる動物)がいて、それぞれが、あっと驚くような工夫をこらして生きています。 その繊細な命の仕組みをみると、すべてが珍獣に思えます。長い地球の歴史の中で命をつないできた珍獣たちの、珍獣たるゆえんを、絵と文でわかりやすく紹介します。 地球に多様な命のあることの奇跡と不思議、かけがえのない命の尊さを感じることのできる絵本です。
<もくじ> 主食はアリ、毎日3万びき(オオアリクイ)/竹を食べる肉食動物?(パンダ)/汗をかくのはもったいない(ラクダ)/長くて便利、長すぎて不便(キリン)/ウンチを食べて大繁栄(ウサギ)/出っ歯だから便利(ハダカデバネズミ)/ほか。
タイトルに「図鑑」とあるように図鑑をかいつまんでいくつか選んだ動物たちの紹介絵本。という感じでした。
1つ1つのページに紹介している動物たちの絵はとても丁寧に描いてあって、見やすかったです。
この絵本に登場する“珍獣”たちは、なるほど、“珍獣だね〜”と、思うものもいるし、これは“珍獣”?と、思うものもいました。
作者がどのようなデータと根拠を基にこの登場する動物たちを選んだのか、できたらあとがきに書いてほしかったです。
「ハダカデバネズミ」はちょっと見た目が(けがなくて)可愛くなかったですが、あまり知られていない動物なので、解説は面白かったです。
「ヒヨケザル」は皮翼目とのこと。いったいどんな種類なのか気になりました。(なんか、こんな姿なのに、「サル」って、気になりませんか?)
調べてみたら、身体に滑空するための膜があるもののコウモリや、モモンガなどとはまた違った種類で、
名前に「サル」とついている理由の一つに、人やサルなどと同じように、目が正面を向いていることが大きいらしいです。
出来たらこの作品の中で、名前の由来など、もう一つプラスのことを書いてくれてたらうれしかったです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子21歳、女の子16歳)
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