ゆうがた、お母さんが迎えに来たけれど、広場でまだ遊んでいたい、こだぬき「ぬうた」。 「そうだ、ばけちゃお。それで、おかあさんが ぼくをさがしているあいだに また ひろばにもどっちゃお。」 ぬうたは、はっぱを頭にのせると、くるりん・・・!きりかぶに変身です。 けれども、おかあさんはにっこり。「さあ、きりかぶぬうた、かえるわよ。」 あれ?上手に化けたはずなのに、どうして分かっちゃったの? 「よーし、こんどこそ」くるりん・・・! おかあさんは、どうしていつも、ぬうたを見つけちゃうのかな。ぬうたは不思議でたまりません。 だけど、おかあさんだけじゃない、ぬうただっておかあさんを見つけるのが得意なんだよね。 それは、どうしてかっていうと・・・?
ページには小さな子でも楽しめる穴あきのしかけがあります。「ぬうたはどこかな?」穴からのぞくぬうたの目を探してね。 かくれんぼ遊びのように楽しみながらお話を読み進めると、最後には素敵な場面が待っています。 「それはね、(××ちゃん)が だいすきだから!」 親子で口に出して「だいすき」と伝え合う、幸せな時間をくれる絵本です。
(掛川晶子 絵本ナビ編集部)
広場で友達と遊んでいたたぬきのぬうたを、お母さんが迎えにきます。もっと遊びたかったぬうたは切り株に化けて、お母さんが探している間に広場に戻ろうとしますが…。親子の愛情が伝わる絵本です。
大好きだから、どこにいるか感じちゃうんでしょうね。可愛いたぬきの親子のお話。穴あきしかけもおもしろかったです。ちっちゃな頃ってちょっとかくれんぼして見つけてもらうのを待っていたり…大好きって、今だからこそたくさん言い合いたいですね♪ほんわかするお話でした。 (☆うさこ☆さん 30代・ママ 男の子0歳)
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