おばけはこわい・・・。
夜寝る前 はみがきをするとき、鏡に映る自分。 今、ニヤッてしなかった? しーんとしてるお風呂場。なにかの気配。
薄暗い廊下を歩いているとき、だれかみてない? 壁の汚れた模様や天井の木目が なんだか顔や目玉に見えてくる。
お布団にはいってもおばけのことばかり考えてしまう。 窓からのぞいてたらどうしよう。 部屋に入ってきたらどうしよう。 布団にのっかってきたら。
うわ!なにかがのぞいてる! こわい!!なにかがはいってきた! やめて!布団の上にのっかってきたよ!
布団の中で震えながらもう怖さはMAXレベル。 でも、おそるおそる布団から顔をだして のぞいてみるとそこにいたのは、 予想外のおばけだった!?
京極夏彦さんが挑んだこわ〜い「京極夏彦の妖怪えほん」シリーズ5巻の中でもとりわけお茶目で可愛らしい妖怪が登場する絵本が、『とうふこぞう』。 「ゾワッ」「ブルッ」とする本物の妖怪と出会うことをコンセプトにつくられたこのシリーズの中では、一番ホッとできる絵本です。絵を描かれているのは、『ばけねこ ぞろぞろ』(あかね書房)の石黒亜矢子さん。 今回も遊び心たっぷり、みどころはたくさんあります。どのページにも「おばけ」の化身らしきものがいたるところに身を潜めてあなたを見てますよ。男の子が飼っている猫ちゃんの影だって!きっとおばけ好きの子ども達はドキドキしながらもたくさんのおばけたちを発見して無我夢中になるはず。なによりも豆腐小僧の愛らしさと僕との会話で魅せるおとぼけぶりが個人的にはたまりません!
怖い妖怪やおばけも魅力的なのですが、可愛いおばけもいいですよね。 是非ともお友だちになりたい妖怪です。 でも、おばけが嫌いな子にはやっぱり怖い?
(富田直美 絵本ナビ編集部)
おばけは怖い。怖くて眠れない。なにかがふとんに乗っかった! あれ? 怖くない。京極夏彦と石黒亜矢子による妖怪ナンセンス絵本! なにしにきたのかわからない…。
怖いお話を探していた時に見つけました。
何かが布団の上に乗っかってきたので、おそるおするのぞいてみると…というお話。
京極夏彦さんの作品ということで、かなりこわいのでは?と恐る恐る読み進めたのですが、「とうふこぞう」は、妖怪の中でもお笑い担当らしく、結構愛らしいです。
石黒亜矢子さんのイラストが、怖さと可愛さを同居させている感じで、お話にとてもあっていました。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子10歳)
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