今日は、りゅうたろうくんが待ちに待った小学校の入学式。 期待に胸をふくらませながら、小学校の門をくぐります。
「いちねんせいに なったから…… ともだち ひゃくにん できるかな。 でも、どう すれば、ともだち ひゃくにん できるかなあ。」
そうだね。どうしたら、ひゃくにんも友だちが出来るんだろう。 りゅうたろうくんは考えます。
入学式で返事をするときに、大きな声で自己紹介をしたらどうだろう? 好きな食べ物には、食べられるようになったばかりのピーマンも追加しよう。 おしっこだって、ひとりでいけるぞ。 ちょっと英語を使ったりなんかしてもいいね。
キラキラ光っているりゅうたろうくんは、すっかりみんなの人気者! これなら、あっという間にともだちひゃくにんできるかも。 ……なあんて、想像はどんどんふくらんでいきます。 でも、1年生の先生がものすごく厳しかったら、どうしよう。 せっかくいい考えが浮かんでも、先生に「ダメ」って言われたらどうしよう。 心配まで、むくむくとふくらんできちゃったりゅうたろうくんだけど……?
小学1年生、一番最初の日。 りゅうたろうくんのワクワクと胸のドキドキが伝わってきます。 さて、ともだちは何人できたのかな? 長い一日が終わった後の顔は、とってもいきいきしているようですよ。 これから、一年。楽しみだね、りゅうたろうくん。
小学1年生の行事と生活、心の成長を描く「いちねんせいの1年間」シリーズ第1弾です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
待ちに待った小学校の入学式の日、りゅうたろうくんは、「ともだちひゃくにんできるかな」と期待に胸をふくらませながら、小学校の門をくぐりました。そして、「どうすれば、ともだちひゃくにんできるかなあ」と考えているうちに、想像はどんどんふくらみ……。小学1年生の行事と生活、心の成長を描く「いちねんせいの1年間」シリーズ第1弾。胸のどきどきが伝わってくる入学式のおはなし。
これ、新一年生の娘が大のお気に入りです。
一年生になったら、の歌になぞらえて、
一年生になったから、友達100人作るぞー!
て意気込む男の子のお話なんですが、
100人友達を作るための妄想が馬鹿げていて、とっても面白いです。
ちょこちょこ出てくる、ざーますの先生に子供たちはゲラゲラ笑っていました。
そして、最後に全部もってく、かおりちゃん!
かおりちゃんこそがスーパー一年生だわ。
彼女なら友達100人できるかも!?
くすのきしげのりさんのお話は、道徳的要素が強いものが多いですが、これは本当に気楽に読めて笑えて大好きです。 (tori.madamさん 30代・ママ 女の子6歳、女の子3歳)
|