おばあちゃんが、ゆうたろうに100円玉を、おこづかいとしてあげます。ゆうたろうは、その100円玉をぎゅっとにぎりしめると、100円玉の言葉が聞こえるようになりました。ゆうたろうはその100円玉を「ひゃっくん」と名づけ、お金との友情がめばえます。でも100円玉は、お金ですから、ゆうたろうは、大好きなニンジャマンのフィギュアを手に入れるために、ガチャガチャで使ってしまいます。 「ひゃっくん」は、それからいいろいろな旅をします。ある日、女の人の給料袋の中に入ります。でもその給料袋が泥棒に盗まれてしまいます。「ひゃっくん」と給料袋に入っていた、お金たちは、協力して泥棒をやっつけようとしますが、どんな方法でやっつけることができるのでしょうか。そして「ひゃっくん」は、またゆうたろうと会えるのでしょうか。 このお話は、作者竹中マユミの「もしお金に心があったら?」という発想から生まれました。
お金を大事にすることを子供に教えるのってむずかしいと思います。もしもお金に心があったらどうでしょうか?友達になれたらどうでしょうか?人は大事にされたり、必要とされれば、また会いたいって思います。お金だって同じです。お金を大事にする事で巡り巡って自分の元に会いに戻ってきます、ひゃっくんのように。この絵本を通してお金に対する意識や大切さを教えてみてはいかがでしょうか?将来お金持ちになれるかもしれませんよ、なんてね(笑) (のびーねいしょんさん 30代・パパ 女の子7歳、男の子5歳)
|