黒猫キティは、家では礼儀正しくしていますが、ほんとはいたずら者です。夜になると、別の黒猫と入れ替わり、こっそり家を抜け出しています。ある日、キティは狩に出かけました。ところが、キティの銃のねらいは、めちゃくちゃです。ハリネズミの洗濯袋に当たったかと思えば、肝心のネズミにはまったく当たりません。ぎゃくに、羊の大群に突進されたり、カラスの集団に襲われたり、イタチを怒らせて銃をうばわれたりします。あげくの果てに、ウサギを追いかけているうちに、自分がわなにはまってしまいます。おてんばな黒猫キティの冒険を、ユーモラスに描いた物語。「ピーターラビット」の作者として知られるビアトリクス・ポターが、100年前に書き残した未刊原稿が発見され、人気画家クェンティン・ブレイクの挿絵よって、現代によみがえりました。
キティをはじめ、登場する動物たちのユニークで、
かわいい仕草が、印象的でした。
動物たちの仕草の表現は作者ならではだなぁと思いました。
100年の歳月を経ても古さを感じない作品でした。
なんだか100年前からの贈り物のような気がしながら
わくわく読みました。 (うめちびさん 30代・ママ 女の子6歳、男の子3歳)
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