ネズミのゆうびんやさんは、荷車にたっぷりと手紙や小包を積み込むと、元気よく出発します!
まずは、クマさんのうちです。クマさんはお母さんからの手紙を待っていました。 クマさんのお家は、屋根の上に大きな蜂の巣があり、巣の下には水道管が伸びていて、なんと、家の蛇口からハチミツが出るしくみになっています!
お次は、うさぎさんのお家です。 うさぎさんは大家族。子どもが14匹もいます。 そんなうさぎさんの家には7段ベッドがふたつもあります! お届けものは、もちろん大きなニンジンでした。
配達のためなら、深い海の底もなんのその。 沈没した海賊船に住むタコさんにお届け物です。
その後も、氷の家に住むペンギンさんや、(家具もすべて氷でできてる!) 雪山に住むイエティーさんのお宅にも配達に行きます。
ネズミさんは次々に配達を済ませ、荷車の郵便物がひとつずつ減っていきます。 そして、最後に配達したものとは・・・?
お届け先の動物たちの家が断面図でまるっと覗けるようになっていて、どの家もクスッと笑ってしまう設定だったり仕掛けに溢れています。 絵の細かい部分に目をやれば、ページの至るところに、そんなクスッとポイントが隠されていて、何度読んでも新しい発見があるでしょう。
世界中で人気のカナダ人作家マリアンヌ・デュブクの作品を、日本で初めて邦訳。 シリーズ『ネズミのゆうびんやさんのなつやすみ』も合わせてどうぞ。
(福田亜紀子 元絵本編集者)
ネズミのゆうびんやさんは、今日も大いそがしです。荷車に手紙や荷物をたっぷり積んで、さあ出発! 木の上にすむトリさんに荷物を届け、地下にすむモグラさんにも配達完了。さらには深い海にいるタコさんや、高い雪山にすむイエティさんのところへも、配達のためなら何のその、はるばる出かけていくのです。毎ページに登場する、配達先の家の断面図が見どころ。細かいところに遊びの要素がちりばめられ、親子で読んでも1人で読んでも楽しい絵本。
ねゆうびんやさんが、淡々と郵便物を配達して回る絵本ではあります。
あまりにもいろんなところを回るので、ネズミさん大変だと思いました。
この絵本では、郵便物の届けられる家々の内部が解って、郵便物とセットで楽しむことができます。
幼児は喜ぶのかな。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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