ここは 湯の国 おでんも おんせん!?
おでんたちのやってくる、ひなびた温泉場で、つぎつぎくり出される「おでん早口ことば」たち。
「なまたこ なまあげ なまがんも ゆでだこ ゆであげ ゆでがんも」 「おやこんぶ ここんぶ まごこんぶ ひまごこんぶ」 「かたたたききに きたたまご」「このくしは ひきぬきにくいくしだ」…
飯野和好の描く、ユーモラスなおでんキャラクターたちが、露天風呂、洗い場、マッサージ室、卓球場・・・とめぐっていく様子を、川北亮司のヘンテコなことばに乗せて楽しめば、子どもも大人も思わず笑ってしまうはず。
みんなで声に出して楽しめる、とびきり愉快な早口ことばえほんです!
タイトルを見た時、これだ!と本を戸棚から引き抜いて表紙絵を見て、これは絶対に楽しい!と直感しました。
やっぱり楽しかったです。
早速早口ことばを練習して、先日学童の子どもたちに読んできました。
というより、一緒に早口絵本で遊んできました。という感じだったんですけど(笑)
本を開いたとたんに、子どもたちの食いつきどの顔色が変わりましたね。
急に前のほうに体を突き出して、「ぼく、言える」「わたしも、言える」と、出てきちゃう子までいました。
子どもたちの反応が一番あったのは、
「となりのきゃくは よく せなか かく きゃくだ」
「せなかかく きゃく しかくい きゃくだ」
早口のそのものはそれほど難しくはなかったのですが、やはり有名なフレーズに「似て非なるもの」の違いが楽しかったのではないかと思います。
それにこの、たことはんぺん(でしょうか?)のだらだら具合がウケたのかもしれません。
「早口ことば」がいえる小学校低学年以上のお子さんたちなら、中学生くらいまで楽しめるのではないでしょうか。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子22歳、女の子17歳)
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